(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月26日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  193-92 1/2  193 3/4  191  191 1/4  -2  110,294  -15,579 
00 MAR  205-04 1/2  205 1/2  203  203 1/4  -1 3/4  217,033  +3,359 
00 MAY  212  212 1/4  210 1/4  210 1/2  -1 3/4  48,174  +1,210 
00 JUL  218 3/4-19  219 1/4  217  217 1/2  -1 1/2  48,383  +1,692 
00 SEP  226 1/4  226 1/4  224 1/4  224 1/2  -1 1/2  10,396  +72 
00 NOV  232 1/4  232 1/4  231  231  -1 3/4  245   
            459,279  -8,663 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、小幅安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  464 3/4-65 1/4  466 1/2  463  463 1/4  -2  83,869  -1,303 
00 MAR  471 1/2-72  473  469 3/4  470  -1 3/4  29,398  -206 
00 MAY  478 1/2  479 1/4  476  476 1/4  -2 1/2  19,544  +43 
00 JLY  484 1/2-84  485  481 1/2  481 3/4  -2 1/2  20,856  +28 
00 AUG  486-487  487  482 1/2  483 1/2  -1 1/4  1,583  +23 
00 SEP  485  485  482 1/4  482 1/4  -3  407  +12 
            164,917  -1,465 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14530  -40  DEC  1622  0  DEC  235 3/4  -3 1/2  101.86-103.83 
JAN  14390  -50  JAN  1641  0  MAR  251 3/4  -3 1/2   
MAR  14310  -80  MAR  1673  +2  MAY  262 1/2  -3 1/2   
MAY  14350  -50  MAY  1702  +2  JUL  272 1/4  -4   
                   

 

本日の相場の動き

取引は閑散ながらも弱含み、コーンは約定安値トライとなる。

本日CBOTは時間短縮で取引されたが、まさに休んでいるトレーダーも多く閑散としたムードに包まれた。  しかし、その中においても小麦が約定安値を更新し、コーンが約定安値をトライする弱含みの展開となった。 

コーンは朝方発表された輸出成約数量が100万トンを超え事前予想を上回ったことから、強材料視する向きも多く堅調推移も予想されたが、寄り付きは小幅安値で始まり、その後も小麦市場が米国冬小麦地域に降雨が予報されていたことから売られ弱含みであったことにも影響を受け軟調推移となった。 

一方の大豆は寄り付きこそやや買われたものの南米に降雨予報が出ていること、そして小麦、コーンが弱含んでいることに引っ張られる展開となり、コーン同様軟調推移となった。 

コーン、大豆ともに軟調推移が続き、小麦が約定安値を更新する動きを見せると、デリバリーシステム変更に伴い12月の受け渡し数量が大きくなるという見方が大きくなっていたコーンも引けにかけて約定安値をトライする動きとなった。 結局コーンは12月限の約定安値191.00をつけたものの割ることはできず、1-3/4〜2セント安、大豆で1-3/4〜2-1/2セント安、小麦が約定安値更新で3-1/2セント安となった。 

本日のファンドポジションは、コーンにて1,000コントラクトの売り越し、大豆にて500コントラクトの売り越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国大平原地域・中西部

ここ2日間は概ねドライであり、今後火曜日まではこの状況が続くこととなろう。 南西部は引き続き水分が不足しており、小麦の生育に影響が出る可能性もある。 中西部の冬小麦地域に昨日から雨が降っており、明日まで続く見込み。 この降雨が生育に恵みとなろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

ここ2日間降雨あり、降雨量は0.25〜1.00インチ、範囲はコーンの生産地で50%、大豆の生産地の30%となり、主に南西部への降雨となった。  この地域も今後火曜日まではドライとなろう。 来週半ばに予想される降雨は0.25〜1.00インチ、範囲にして60%の見込み。 北東部のコーンの生産地ではロスを減らすためにも雨を必要とししている。小麦の収穫については平年よりドライパターンでもあり良好に進捗している。 

 

ブラジル 

ここ2日間は北部に降雨あり、量にして0.25〜1.00インチ、範囲は35%となった。  来週前半までこの降雨が続く見込みで、主に北部地域への降雨となろう。 今後5日間で量にして0.25〜1.25インチ、範囲にして60%となる見込み。 北部のコーン、大豆地域には恵みの雨となるが、南部で水分が不足している地域においては発芽が遅れ、大豆の作付けが遅れる可能性がある。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みから平年以下の気温、そして平年並から平年以下の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並からそれ以上の気温、そして降水量は南部が平年並みから平年以下、北部が平年からそれ以上のと予想される。  

 

南アフリカ 

ここ2日間南部に降雨が増えている。 量にして0.25〜1.25インチ、範囲35%となった。 今後5日間雨が降り続く見込みで、量にして0.25〜1.00インチ、範囲65%となる予想。 この雨により発芽状況も改善される見込み。 雨の降らない地域ではところどころ問題が出てくるであろう。 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,005.8  0.0  20,015.8  18,294.4  8,835.9  0.0 
大豆  625.0  0.0  12,385.4  11,509.5  5,281.7  18.5 
小麦  373.6  0.0  16,303.6  17,044.2  3,266.3  0.0 
大豆粕  52.3  0.2  2,077.0  2,621.7  1,200.3  26.9 
大豆油  7.3  0.0  159.7  410.6  74.4  0.0 

-- コーンは予想を上回り強材料、大豆は予想を下回り弱材料となった。 

 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  926.2  997.3  11179.9  9280.5  48,900 
大豆  910.7  693.9  7103.7  6443.0  23,540 
小麦  556.0  421.6  13037.3  13067.7  29940 
大豆粕  96.4  164.3  876.7  935.2  6710 
大豆油  17.4  2.3  85.3  203.3  820 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

もうしばらく底値探しの展開。 

絶好調の輸出成約、堅調な国内需要、急激な円高。一部小麦に飼料需要が奪われているとは言え、これだけの元気な需要に対応しながらも、農家ビッドは下落傾向にある。どうやら、農家のホールド姿勢は崩れ始めているようだ。このようにコーン現物が澱みなく流れるようになれば、仮に少々需要がさらに上向いたとしても、需給バランス上当分供給確保に窮することはない。この時期にホールド姿勢の堰が切れたのであれば、12月に入っての需給不足となる公算も弱まる。農家は、近い将来のローンレート以上の相場推移期待を早々と諦めてしまった。 

となれば、今年中の買い材料は乏しくなってしまう。ファンドは売り越しポジションの12月から3月への乗り換えに躍起となっており、その売り越し継続姿勢をあらわにしている。南米の天候も来週中まで十分な水分補給がありそうだ。この2つの変動要因が、12月中ずっと弱材料になる訳ではなく、逆にも作用することになるであろうが、1月が近づくと、新年度の大量農家売りを先取りした動きも見られると予想され、その上値への動きは大きなものにはならない。 ( f ) 

 

(大豆) 

もうしばらく底値探しの展開。 

現在の相場環境を打開する材料が見えてこず、もうしばらく低迷相場となる。安値の主因となっている食用油のダブつきは、短期間で解消される性質のものではない。当初期待されたインドの油需要も今年はほぼ空振りに終わり、中国も今年中は輸入枠が出そうもない。来年になれば、インド・中国の需要に変化が見られようが、今年中は期待薄である。パームの増産傾向にも変化は見られない。一方、米国の搾油能力が高くなったこともあり、米国大豆搾油ペースは粕・油余りにもかかわらず落ち込まない。近い将来に、粕・油のタイト感が演出される公算はきわめて低い。相場を反転させられるとすれば、南米の悪天候のみか。 ( f ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)