(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年11月29日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  190-91  192  187 1/2  187 3/4  -3 1/2  97697  -12597 
00 MAR  203-03 1/4  204 3/4  200 3/4  201  -2 1/4  220657  +3624 
00 MAY  210 1/2  211 1/2  208  208 1/4  -2 1/4  48600  +426 
00 JUL  217 3/4-18 1/4  219 1/4  215 1/2  215 3/4  -1 3/4  48877  +494 
00 SEP  224 1/2  234 1/2  222 1/4  222 1/2  -2  10506  +110 
00 NOV    228 1/2  228 1/2  228 1/2  -2 1/2  247  +2 
            451480  -7799 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  465 1/2-66 1/2  475 1/2  465 1/2  467 1/2  +4 1/4  82651  -1218 
00 MAR  472 1/2-72  482  472  475  +5  29629  +231 
00 MAY  479 1/2  488 1/4  479 1/4  481 1/4  +5  19783  +229 
00 JLY  485 1/2-85  494  484 1/2  487 1/4  +5 1/2  20864  +8 
00 AUG  486 1/2  494  486 1/2  487 1/2  +4  1595  +12 
00 SEP    493 1/2  487  488  +5 3/4  408  +1 
            164200  -717 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14690  +160  DEC  1630  +8  DEC  230 3/4  -5  101.83-102.34 
JAN  14540  +150  JAN  1650  +9  MAR  248 1/2  -3 1/4   
MAR  14480  +170  MAR  1680  +7  MAY  258 1/4  -4 1/4   
MAY  14470  +120  MAY  1711  +9  JUL  269  -3 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

南米の週末の天候を受け大豆が急騰するも、コーンは影響少なく逆に売られる展開。

本日のマーケットは週末南米に予想より雨が少なく、今後特にブラジル南部にドライ懸念が広がってきたことにより、大豆は大幅上昇となり一時10セント以上の上昇場面も見られた。 しかし、コーン、小麦は大きな影響を受けず弱含みの展開になったことから大豆も徐々に勢いをなくしていく格好となった。 

寄り付きの段階から南米の週末の天候が強材料となり、大豆は買われ2〜3セント高で始まった。 その後もドライ懸念が買い材料となり、間もなくして5〜6セント高となり、そこでも買いの勢いは衰えず、ジリジリ値を上げていく堅調推移となっていった。 10セント手前でしばらく足踏み状態となったが、それを超えると一時は約12セント高まで上昇場面も見られた。 

一方のコーンは大豆とは対照的に寄り付きはやや安値で始まった。 その後、大豆の急騰を受け弱含みの展開から強含みの展開へと行きかける場面も見られたが買いにはつながって行かなかった。 先週より言われているが、デリバリーシステム変更前の最終受け渡し限月となる12月限のファーストデリバリーノーティスを明日に控え、市場には大きな数量が出てくるのではないかという見方が台頭してきており、それが売りを誘う格好となった。 また、韓国が中国産コーンを探していると言った噂、そして同じくデリバリー数字が大きくなるという見方と降雨予報から弱含んでいた小麦にもつられる格好となり、コーンは軟調推移から約定安値を更新する展開となっていった。 

後半から引けにかけては、コーン、小麦の弱地合が大豆の勢いを奪っていく展開となり、一時12セント高まで買われた大豆も結局は5セント前後高まで値を戻し、コーンは約定安値を更新し本日の安値レベルでの引けとなった。 

本日のファンドポジションは、コーンにて1,500コントラクトの売り越し、大豆にて3,000コントラクトの買い越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国大平原地域・中西部

週末は概ねドライで、今後3日間もこの状況が続く見込み。 今週の後半になると軽い降雨が見込まれ、量にして0.10〜0.50インチ、範囲は40%となろう。 南西部の水分不足により生育が妨げられ、ウィンターキルになりやすい状態になってきている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末はドライであったが、本日から西部の限られた地域に降雨あり、その後火曜日から木曜日にかけて雨の予想。 量にして0.25〜1.00インチ、範囲にして80%となろう。 この降雨により水分が不足している地域は改善されることとなろう。 小麦の収穫については今年は平年以上に雨が少ないため順調に進捗しており、生産量も高くなりそう。 

 

ブラジル 

週末は北部1/3に0.25〜1.00インチ、範囲35%の降雨があった。 今週前半この雨が北部に続く見込みで、週後半には中央部へと移っていくであろう。  全体として今週の降雨は0.25〜1.00インチ、60%の範囲と予想される。 コーン、大豆の生産地の南部では水分不足も顕著になってきており、コーンの発芽、大豆の作付け状況ともに懸念される。 今後2週間この状況が続くようだと、作付け面積の減少へと結びついていくであろう。 

 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みからやや平年以下の気温、そして平年並から平年以下の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並からそれ以上の気温、そして降水量は南部が平年並みから平年以下、北部が平年からそれ以上のと予想される。  

 

南アフリカ 

週末には北部に限定的に降雨があり、0.25〜1.00インチ、範囲は35%となった。 今後5日間降雨が続く見込みで、0.25〜1.00インチ、範囲は60%となろう。 この降雨が発芽状況を改善させることとなろう。 しかし、南西部1/3は依然として水分が不足しており、発芽に問題が残りそう。 

 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(11月19日-11月25日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  36,271  33-38 
大豆  22,503  23-28 
小麦  13,269  16-20 

コーンは予想範囲内、大豆は予想を下回り弱材料となった。 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

下値を探る展開。 

中西部のカントリーエレベータに所狭しと野積みされたコーン。これが、現在の好調な需要を救っているようだ。当初、農家の例年になく強いホールド姿勢がはっきりしており、これが定期相場に意外な急上昇を今年中にもたらすと書いた。しかし、時間的制約があるエレベータの野積みコーン売りが、市場に流出、相場の緊迫感を和らげる主因になっている。一説には、これがほぼ底をつくのは、12月中旬当たりとか。では、その後は相場が上がるのか?需給から言えば、そうは予想し難い。今年中の資金に余裕があり、比較的ホールド姿勢を貫いてきた農家でも、税年度が変わる1月には売却を始める。1月は例年でも農家売り量が最大(15〜17%)となるのであるが、今年の集中度は平年以上であることはおそらく間違いなかろう。そのことが眼前に見えてくれば、相場は上昇のきっかけを失う。相場は当分反転しにくい状況だ。( F ) 

 

(大豆) 

本日の上げは過剰反応気味。下値を予想。 

小麦が22年ぶりの安値更新、コーンも底値が見えない中で、本日大豆三品が高値を維持したままであったことは、評価したくなる。しかし、その内容は過剰反応に近かったと見ている。南部ブラジルに週末雨が無かったことが、雨期待があっただけに失望を持って取られたのはわかるが、10セントを上げるほどの危機感が創出される内容ではない。雨がつけば簡単に逆に作用してしまう類のものであり、本日の相場はより少雨が危機的なコーヒー相場急騰が波及したものと見られる。搾油マージン下落による、一部大手大豆搾油メーカーの週末操業停止などの動きも再び見られ始め、大豆のファンダメンタルは南米の天候以外に買われる材料は見つけにくい。本格上昇までには少し時間がかかりそうだ。( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)