(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年12月01日

本日の相場

とうもろこし  --- 高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  188 1/4-88 3/4  190 1/2  187 3/4  189 1/4  +1 3/4  41685  -13125 
00 MAR  201 3/4-01 1/2  204  200 3/4  202 3/4  +2 1/4  232288  +3520 
00 MAY  208 3/4  211  208  209 3/4  +2 1/4  51607  +1236 
00 JUL  216-15 3/4  218  215  216 3/4  +1 1/2  52812  +1420 
00 SEP  222 1/2-22  224 1/4  222  223 1/4  +1 3/4  11266  +254 
00 NOV    230  228  229 3/4  +1 1/4  245  -2 
            418461  -5185 

 

大豆       --- 小幅高値寄り付き、マチマチの引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  476 1/2-77 1/2  479 1/2  474 1/2  476  -1/4  82238  +1126 
00 MAR  483-85  487  482  483 1/4  +0  30745  +1252 
00 MAY  491-90 1/2  493 1/2  488 3/4  490  +1/2  19958  +83 
00 JLY  496 1/2-96  498 3/4  494 1/4  495 1/4  +1/4  21013  +104 
00 AUG    499 1/2  496  496 1/2  +1 1/2  1622  +6 
00 SEP    498 1/2  494  494  +1  417  -9 
            165011  +2410 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  15010  -60  DEC  1673  -17  DEC  236 1/2  +3 1/2  102.20-102.70 
JAN  14840  -30  JAN  1690  -4  MAR  251 1/2  +2   
MAR  14700  +10  MAR  1718  -3  MAY  262 1/4  +2 1/2   
MAY  14710  +30  MAY  1746  -2  JUL  272 1/2  +1 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

コーンは反動から底固い動き、大豆は一服。

相場は新規材料に乏しく、テクニカルに偏った動きとなった。2日連続で約定安値を更新したコーンには、ファンド買い、昨日までの2日で10セント以上値を上げた大豆には売り先行といった具合。 

コーンは、台湾・韓国向けが昨晩成約され、イスラエル・コロンビア・ベネズエラ・ドミニカ共和国などのテンダーが見られることから、最近の安値が需要家の買い意欲を刺激し始めたとの見方を誘った。大量売り越しポジションとなっていると見られるファンドは、さすがに2日連続の安値更新の後は、買い戻しに入った。しかし、まだ中国産がUS産に競合する意思を見せていることなどから、相当量の売り注文が買いを吸収したため、値を伸ばし続ける展開にはいたらず、終盤は大豆の下げに追随して値を削ることになった。 

大豆は、南米のドライ地域の一部に雨が予報されたものの、それが十分な量ではないと見られたことから、判断が分かれた。それを反映してか、本日は安定感のない展開となった。ここ二日の大幅上げの一服感や、米国搾油ペースが落ちているとの情報が、コーン・小麦に追随することを容易に許さなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン4,000コントラクトの買い越し、大豆1,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国大平原地域・中西部

概ねマイルドでドライな天候が続く。北部大平原にてやや気温が高め予想だが他は平年並み。また降雨量は大平原、デルタ、中西部の南西では平年並み以下、中西部の北東、南西部地域では平年並みの予想となっている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日よりサンタフェ中心に降雨があり、コーン・大豆ともに発芽と初期の生育に恵みの雨となっている。土壌水分が不足している地域は大豆の半分、コーンの1/4の地域と考えられられるが、今週の降雨にてコーンの作付け変更の可能性は少なくなった。 

ブラジル 

中北部地域は今週予想される降雨によりストレスの発生が避けられる見込み。ただまだ土壌水分のレベルは充分とはいえない。南部1/3は土壌水分が不足している。このままの状態が12月半ばまで続けば作付け面積の減少の可能性がある。 

 

< 南米天候 6〜10DAYS > 

アルゼンチンは平年並みからやや平年並み以上の気温、そして平年並の降水量と予想される。 

ブラジルは平年並からやや平年並み以上の気温、そして降水量は南部が平年以下、北部が平年並みと予想される。  

 

南アフリカ 

土壌水分の不足は変らず。時折降雨は見られるもののとてもストレスを解消できるほどの量にはなっていない。すでにベルト全体にて発芽と初期に生育に問題が出始めている。今週予想されている降雨もコーン地域の半分をカバーできない見込み。時に南西部1/3が大きな問題となっている。今後2週間以内にまとまった雨がなければ、作付け面積の減少、単収の減少を招く恐れがある。 

 

 

本日の発表等
1)12月限受渡通知(単位:コントラクト)

 

  数量  最終取引日 
コーン  1,529  10月21日 
小麦  2,531  11月29日 
大豆粕  0   
大豆油  292  10月20日 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

堅調推移を予想。しかし、その期間は短い。 

一言で言えば、「意外に長かったハーベストプレッシャーが終了した。」と言ったところか。収穫期の農家の売り意欲は弱かったものの、エレベータに野積みされた物等が時間的制約のために徐々に市場に放出され、結局はハーベストプレッシャーの期間を延長させる機能を果たしてしまった。現物価格は、本日も平均して2セント程度上昇している。需要家の買い意欲は高まっており、短期間ながら堅調相場となることを予想。しかし、12月末までその傾向が続くかと言えば、可能性は高くない。続かせるためには、南米の悪天候など新たな要因が必要となる。現在の現物需給逼迫感は1月以降は消滅することは明確であり、買い先行が長く続く要素は少ない。 ( F ) 

 

 

(大豆) 

まだ上昇トレンドにはなっていないが、ダウントレンドは終了したとみる。 

上昇トレンドのポイントになるとみられていた1月限480を抜く事はできなかった。しかしながら相当量の降雨が昨晩アルゼンチンに見られた事、このシステムが今週後半にかけブラジル南部まで広範囲に降雨をもたらす予報になっていた中、前日レベルの価格を維持できた事は先月までのダウントレンドとは違うムードになっていると感じている。 

農家の中にはLDPを取ったにもかかわらず現物はまだ売らずに保有しているものが沢山いることは既に何度も述べてきた。この1月限480レベルは相当数の農家に取って彼らがLDPを取ったレベルになっていると考えられている。したがいこのレベルにて本日多くの売り物が出てくるのではと考えられていたが、農家売りはそれほど多くはなかった。農家には上値を期待できる雰囲気がまた出てきているように感じる。 

余談になるが、本日アイオア州立大学から今年の大豆の品質に関する調査結果が発表された。それによると大豆の蛋白含有量は過去10年の平均を約1%も下回る最低の数字となっている。油分はおよそ平均的な数字になるという。食品大豆のお客様には頭の痛い調査結果ではと危惧している。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)