(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年12月3日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅安値寄り付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  188 1/2-88 1/4  191 3/4  188 1/4  189 1/4  +1/4  18512  -5789 
00 MAR  201 1/4-200 3/4  203  200 3/4  201 1/2  -1  228937  -3014 
00 MAY  208 1/4-08 1/2  209 1/2  208  208 1/4  -1  52608  +318 
00 JUL  215 1/4-15  216  214 3/4  215  -1  53673  +543 
00 SEP  222 1/4-22 1/2  222 1/2  221 1/2  221 3/4  -1  11128  -92 
00 NOV    228 1/2  228 1/2  228 1/2  -3/4  504  +249 
            395011  -7443 

 

大豆       --- 小幅安値寄り付き、ほぼ変わらず引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  469-70  475  468 1/2  472 1/2  -1/4  77241  -1243 
00 MAR  477-77 1/2  482 1/4  475 1/2  479 3/4  -1/2  31465  +302 
00 MAY  483 1/2-84  488 1/2  482 3/4  486  -1/2  20384  +68 
00 JLY  489-89 1/2  494  488  492  -1/2  21069  -112 
00 AUG    494  489  493  -1/4  1656  +28 
00 SEP    493 1/2  491  493 1/2  +2 1/2  422  +4 
            161329  -903 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14850  -200  DEC  1627  -15  DEC  228 1/4  -4  102.21-102.61 
JAN  14830  -100  JAN  1646  -16  MAR  242 3/4  -4 1/2   
MAR  14780  +20  MAR  1672  -17  MAY  252 1/2  -5 3/4   
MAY  14780  +0  MAY  1702  -16  JUL  263  -5 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

昨日に続き小麦が売られるが、コーン・大豆は閑散。

本日のマーケットは小麦が昨日に続き大きく売られて値を崩したが、コーン、大豆に大きな影響はなかった。   しかし、本日もマーケット全体としては潤沢な在庫から軟調地合に変わりはなかった。 

大豆は昨夜ブラジルに降雨があったこと、そして大豆油、大豆粕の受け渡し数量が大きくなったことが嫌気され寄り付きから小幅安値で始まった。 その後も具体的な輸出成約の話題も乏しくなっていたことから大豆は弱含みで推移する展開となったが、ブラジル南部は引き続き水分が不足しており、今後の予報にも降雨が期待できないのではないかと言う見方も台頭し、一時買われる展開となり2〜3セント高まで強含む場面も見られた。 しかし、小麦、大豆粕、大豆油が弱含んでいたことから、それ以上の買いにはつながらず値動きの少ない閑散地合となっていった。 

一方のコーンも、ヨーロッパ産やアルゼンチン産小麦、そしてルーマニア産や中国産コーンの輸出攻勢が噂され、世界的な飼料穀物の潤沢な在庫が再認識されることとなり大豆同様弱含みの展開となった。 その後も取引ボリュームは少ないものの軟調な地合が続いたが、まさに期近である12月限だけは受け渡しの数量が少なかったこと、そして乗り換えに伴うブルスプレッドの動きが見られたことからやや堅調に推移した。 

後半から引けにかけても動きは少なく、コーンは12月限だけ1/4セント高、他は約1セント安、大豆は1/4〜1/2安と小さな値動きで引けた。 

本日はニューヨーク株式がマーケット序盤から急騰したが穀物市場への影響はなく、逆にファンドの穀物への興味が薄れる要因となって閑散マーケットとなった。  

本日のファンドのポジションは、コーンは500コントラクトの買い越し、大豆は500コントラクトの売り越しと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国大平原地域

昨日はカンサス東部とオクラホマに降雨あり、量にして0.10〜1.00インチ、範囲30%であった。 今夜から明日にかけてコロラド、カンサスへと広がっていく見込みで、0.10〜1.00インチ、範囲は50%となろう。 西部では雪になる可能性もある。 日曜日から来週前半にかけては晴れる見込み。 この降雨が恵みとなるが、小麦の生育にとっては遅すぎた感がある。 南西部には降雨少なく、引き続き水分不足が続くもよう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日の降雨は主に南部にあり、量にして0.25〜1.50インチ、範囲にして25%となった。 今後は火曜日まではドライな天候が続く見込み。 昨日までの3日間で降った雨により、水分の状況は改善され、発芽も順調に進むであろう。 北東部の地域では引き続き降雨が限られている。 来週後半に降雨が予想されているが、水分を維持するうえでこの雨が必要となろう。 小麦の収穫は若干遅れているが、大きなダメージはない。 

 

ブラジル 

昨日は北西部と南部に降雨があった。 量にして、0.25〜1.00インチ、範囲20%となった。 今後週末にかけて中央部に広がっていく見込みで、今後の5日間で0.25〜1.50インチ、範囲55%となろう。 コーン、大豆の生産地北部2/3の地域では水分状況の改善が見られるであろうが、残りの1/3の地域では改善の見込みはない。 今月半ばまでに雨がないとコーン、大豆の作付け面積減少につながるであろう。 

 

南アフリカ 

昨日は0.25〜0.50インチ、範囲20%の降雨があった。  火曜日までの4日間散発的な降雨が予想され、降雨量0.25〜1.00インチ、範囲50%と見込まれる。 降雨が発芽状況を改善させることとなろうが、全体的に不足している状況を改善させるには至らない。 今月半ばまでに予想はずれの降雨でもない限り、作付け面積の減少となろう。 

 

 

本日の発表等

1) コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  11月30日現在  11月23日現在 
とうもろこし  21,912 SHORT   30,571 SHORT  
大豆  11,876 LONG  6,659  LONG 
大豆粕  850  LONG    82  LONG 
大豆油  6,016  SHORT  13,626 SHORT 

- とうもろこしはショートが予想以上に大きく強材料、大豆は予想範囲内でニュートラル。 

 

2)12月限受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  111  11月4日 
小麦  1,228  12月2日 
大豆粕  400  10月26日 
大豆油  817  11月11日 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

1月以降さらにレベルを下げる。 

世界の資金は、株式や一部商品等の値動きの激しい市場へ集まっており、穀物市場はマネーマーケットから忘れられた存在になっている。短期間に相場を左右する要因に不足し、つまり今月中の値動きは小さいと予想されているからであり、閑散相場が続くのも当然であろう。それだけに12月中の値動き予想は興に欠ける。 

南米の天候は12月中も不安定要因だ。ドライが続けば相場を動かす力はある。しかし、それを除くと、次に変動要因となるのは、当用買いに徹している需要に対して、供給の波が1月に押し寄せることである。米国内では例年の農家の売りに加え、今年売り控えていた玉が大量に出る。国際相場に目を移すと、本日2百万トンを輸出すると発表したルーマニア、2年連続の豊作から世界に脅威となり続けている中国、急落の一途のアルゼンチン小麦相場の飼料用輸出、トルコ産飼料用小麦、等々がコーン国際相場に影響を与えることになる。また、来年に入って作付け意向が話題になっても、96年農業法をベースにする限り、コーン相場に弱材料にはならない。天災がない限り、期末在庫は増加しつづけることが次第に市場に認知され始める。本日期近と先物のスプレッドが縮小し始めているのは、1月に入ってからの相場展開を暗示していると考えることができる。現在の相場が歴史的に底値に近いと言うのは事実だが、96年農業法以来コーン相場の値幅が下に広がり、今まさにその範囲に入る材料が揃ったと言えるのではないか。 ( F ) 

 

(大豆) 

レンジ内トレードの継続。 

予想以上にブラジル中心に降雨があったがマーケットは崩れる事がなかった。意外に下値がサポートされている。先月の安値、1月限460割れは底値になったものと判断している。かといってすぐに上値に向かう理由も見つからない。今後相場が上げていくには南米天候悪化という一番目に見えるものが必要となる。ファンドが買い気配を示していくには1月限480というレジスタンスを抜くかどうかがまず条件。その後にも50日間移動平均価格が485、11月の高値が489と高値にはレジスタンスが多く、ここをすべて超えていく事は考えずらい状況。 

コーヒー相場の気の狂ったような上昇やNYダウが再度史上最高値を更新するなど、他の相場では多いに活躍しているファンドであるが、こと穀物相場に関してはきっかけがつかめずにいる。ひょっとして動きが少なく利が上がらない穀物商品のポジションをしばらく手仕舞いして、他の商品に乗り換えようという動きがあるかもしれない。今日発表されたファンドのポジションはまだ約11,800コントラクトのロングであり、その意味ではやはり弱い材料か。 

結論としてはしばらくはレンジ内トレードの継続となろう。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)