(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年12月7日

本日の相場

とうもろこし  --- ほぼ変わらず寄り付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  192 1/2-93  193  191  191 1/4  -1 1/2  12360  -1630 
00 MAR  203 3/4-04  204 1/2  203  203 1/4  -1 1/4  224074  -3996 
00 MAY  210 1/2-10 3/4  211  209 3/4  210  -1 1/4  53894  +85 
00 JUL  217 1/2-17 3/4  218  216 1/2  216 3/4  -1 1/4  54630  +438 
00 SEP  224 1/4  224 1/4  222 3/4  223 1/4  -1 1/4  11184  +58 
00 NOV    230  230  230  -1  504   
            387196  -4704 

 

大豆       --- ほぼ変わらず寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  476-77  482  475 1/4  480 1/4  +3 3/4  75434  -1339 
00 MAR  483 1/2-84  489  482 1/4  487 1/4  +3 3/4  32834  +871 
00 MAY  489 1/2-90  495  488 1/2  483 1/2  +4  21491  +865 
00 JLY  495-96  501  494 1/2  499 1/4  +4  21572  +241 
00 AUG  496 1/2-95 1/2  500  495 1/2  499  +3 3/4  1703  +28 
00 SEP  496  499 1/2  496  499 1/2  +4 1/2  427  +1 
            162667  +815 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  15020  +0  DEC  1630  +11  DEC  231 1/2  -1 3/4  102.28-102.64 
JAN  15050  +20  JAN  1651  +17  MAR  245 3/4  -2   
MAR  15090  +80  MAR  1678  +16  MAY  256  -1 3/4   
MAY  18080  +70  MAY  1707  +15  JUL  265 3/4  -2 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

概ね閑散マーケットであったが、引け間際に大豆にファンドの買いが入る。

本日は、まさしく取引ボリュームの少ない値動きの限られた閑散マーケットとなったが、終了30分前位から大豆市場にファンドの買いが入り始め大豆が一時5〜6セント高まで買われる展開となった。 ファンドの買いは大豆市場に限られ、コーン市場は終始穏やかなマーケットとなった。 

コーンは寄り付きからほぼ変わらずで始まった。 新規材料に欠ける中、ブラジル南部、アルゼンチン北部に対するドライ懸念、そして台湾をはじめとする韓国、イランなどがUS産コーン買い付けるといった話を強材料として捉える向きもあったが、昨日引け後に発表されたコミットメントトレーダーズのファンドポジションも予想を超えるものではなく、買いの勢いもつかず、どちらかというとやや売られる格好となった。 

大豆も同様新規材料にかけ、マーケット中盤までは値幅がまさに約2セントと閑散状態となっていた。 しかし、引け前、約30分前から徐々に値を上げていく展開となっていく。 買われた材料に新規材料はなく、南米の水分不足を今更ながらに注目した買いがストップロスオーダーを引っ掛ける格好となり、一時的に5〜6セントまで買い上げられた。  

コーンは引けにかけても地合は変わらず、大豆は買いの動きが弱まりやや値を戻しての引けとなった。 

本日のファンドのポジションは、コーンは500コントラクトの売り越し、大豆は3000コントラクトの買い越しと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国大平原地域

昨日はドライで本日もこの状況が続く見込み。 明日から木曜日にかけて降雨が予想され、0.25〜1.00インチ、範囲45%となろう。 この降雨が南部地域に恵みの雨となるが、似たような量、範囲の降雨が週末も予想される。南部地域にはこのような降雨が期待できるが、北西部地域は引き続きドライな状況が続く見込み。 今シーズンは北西部地域はウィンターキルの影響を受けやすくなるであろう。   

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日ドライで今後木曜日までこの状態が続く見込み。  週末は西部地域に降雨が予想され、量にして0.25〜1.00インチ、範囲50%となろう。 北東部は限られた降雨が続く見込みで、来週も降雨量は減る見通し。  来週降雨量が戻らないとロスも見られることとなろう。 

 

ブラジル 

昨日の降雨は北部に集中し、0.25〜1.00インチ、30%の範囲となった。 今後2日間は降雨も広範囲に広がる見込みで、その後木曜日から土曜日にかけて再度北部に戻ってくる見通し。 今後5日間で降雨量は0.25〜1.00インチ、南部の35%、北部の85%、全体で60%の降雨範囲と予想される。 コーン、大豆生産地の中央部、南部については引き続き水分が不足しており、これにより大豆の作付け進捗も80%と遅れている。 

 

南アフリカ 

昨日の降雨は限定的となり、量にして0.25〜1.00インチ、範囲は10%以下となった。 今後3日間も降雨範囲は20%と限られる見込み。 金曜日から土曜日にかけて、0.25〜1.00インチ、55%の降雨が予想される。 この雨により発芽が促進されることとなろう。 

 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  12月3日  前週  前年同期 
コーン  15,835  15,007  12,638 
大豆  3,985  5,529  6,088 
小麦  36,768  36,943  31,000 

- コーンはニュートラル、大豆は予想より少なめで強材料。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  11月30日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.5   unch    1,118.8   1,140.4 
1998crop  44.5  -7.6      32.2   2.3    1,677.6   1,754.3 
1999crop  552.4  90.9       0.0   unch      8.6     561.0 

−大豆− 

  11月30日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.0  unch        6.7   unch    259.6   266.3 
1998crop  6.7  - 0.9       8.6    0.3    324.8   340.1 
1999crop  166.7  15.8       0.0   unch      4.3   171.0 

−コーン、大豆ともニュートラル 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

しばらく堅調地合、1月までには下落。 

数週間前に42万コントラクトを数えた建て玉も、今や38万コントラクト。マネーマーケットはますます穀物市場を後にしている。当分、大きな価格変動は期待できないが、この展開を打開するであろう要因は、繰り返すように現物相場だ。久々に活気を取り戻した現物相場は磐石の要因に支えられたものではなく、あくまでも一時的で脆弱なものだ。次の大幅変動は上昇でなく、下落だ。 ( F ) 

 

(大豆) 

短期的にレンジを上に抜ける可能性が出てきた。 

テクニカルに強い材料が出てきた。先週金曜日に9日間移動平均価格が18日間移動平均価格を抜き、昨日本日と上値を維持した上で抵抗ラインと見られていた1月限480を上回って引けた。本日の価格は40日間移動平均価格も抜いている。大豆3品すべてが高値で引けている事も買いのサインとなる。今日の高値引けは4週間振りであるが、一部ファンドは4週間周期のように特定の周期に注目して買いのきっかけにしており、明日以降更なるファンドの買いが予想される。 

しかし実際にはまだ大相場にはならないであろう。コーン・小麦は安値に沈んでおり、大豆3品だけの独歩高は考えずらい。ブラジルの天気予報は予報家によってまちまちであるが、今の所多かれ少なかれ降雨予報は出ている。この2ヶ月間の高値516近辺から安値458近辺までのレンジを考えた場合、半値戻し487-488レベルにて抵抗レベルとなる。またこれだけでなく50日間移動平均価格、11月の高値が484,489と抵抗ラインは目白押しとなっており、ここを抜けていくには南米での余程のインパクトある天候変化が必要になる。 

またファンダメンタルにも農家がLDPを取ったレベルがここから上の価格となっている。まだ農家は売りを出さずホールド姿勢を崩さずにいるが、一ヶ月間も安値で嫌な思いをしてきた農家の中には、ローン価格とイーブンになるのであれば売りに出そうとするものも出てくるであろう。南米での天候変化がない限り455-490というレンジトレードから抜けるのは難しい。 

またいいふるされた話ではあるがクリントン政権にて1996年農業法の改定の話題が今日出てきた。具体的な改善内容は何も言われていない。短期的にインパクトのある内容にはならないであろうがもちろん注目していきたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)