(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年12月8日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 DEC | 190 1/2-90 | 190 1/2 | 188 | 188 1/2 | -2 3/4 | 11192 | -1168 |
| 00 MAR | 201 1/2-01 | 201 3/4 | 199 1/2 | 200 | -3 1/4 | 224630 | +556 |
| 00 MAY | 208 1/2-08 | 208 1/2 | 206 1/2 | 207 1/4 | -2 3/4 | 54275 | +381 |
| 00 JUL | 215-15 1/4 | 215 1/4 | 213 1/4 | 213 3/4 | -3 | 54804 | +174 |
| 00 SEP | 221 1/2 | 221 3/4 | 220 1/4 | 220 1/2 | -2 3/4 | 11264 | +80 |
| 00 NOV | 227 1/2 | 227 1/4 | 227 1/4 | -2 3/4 | 505 | +1 | |
| 387408 | +212 |
大豆 --- 安値寄り付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JAN | 476 1/2-77 1/2 | 479 | 468 1/2 | 472 | -8 1/4 | 72775 | -2659 |
| 00 MAR | 483 1/2-82 1/2 | 486 | 476 | 479 1/2 | -7 3/4 | 33837 | +1003 |
| 00 MAY | 490 | 492 1/4 | 482 1/2 | 485 3/4 | -7 3/4 | 21678 | +187 |
| 00 JLY | 496 1/2-96 | 498 | 487 1/2 | 491 1/4 | -8 | 21566 | -6 |
| 00 AUG | 495 1/2-96 1/2 | 500 | 489 | 491 1/2 | -7 1/2 | 1710 | +7 |
| 00 SEP | 491 3/4 | 491 3/4 | 491 3/4 | -7 3/4 | 449 | +22 | |
| 161189 | -1478 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| DEC | 14760 | -260 | DEC | 1620 | -10 | DEC | 227 | -4 1/2 | 102.88-102.99 |
| JAN | 14760 | -290 | JAN | 1635 | -16 | MAR | 241 3/4 | -4 | |
| MAR | 14790 | -300 | MAR | 1665 | -13 | MAY | 251 3/4 | -4 1/4 | |
| MAY | 14790 | -290 | MAY | 1695 | -12 | JUL | 261 3/4 | -4 | |
| 本日の相場の動き |
小麦→大豆→コーンと売られる。
まず、穀物相場全体にプレッシャーを与えたのは、ロシア高官の発言。「米国から第二回食糧援助の検討を休止したとの通告を受けた。」原因は、ロシアによるチェチェンへの侵攻・爆撃と言われている。これが、小麦・大豆・コーンすべてに需要への不安を与え、軟調寄り付きを演出した。
最初に売りの対象となったのは、小麦。食糧援助が遠のくことの影響が最も大きいと見られたことに加え、先週末から米国大平原地区に振り始めている雨が、乾燥が懸念されていた地域に適度な水分をもたらした。また、アルゼンチンで百万トンの今年度産小麦輸出が見込まれたことで、小麦が激しく売られ、大豆・コーンに影響した。
当初、南部ブラジルは乾燥が続いていると伝えられていたが、寄り付き後には、現在同地域で雨がついており、今後も雨の範囲が広がりそうとの情報が流れ、小麦につられていた大豆に本格的売りが入り、大幅下げにつながった。十分な土壌水分となるには、まだ雨量は不足しているが、予想外の雨に大豆相場が動揺した格好だ。水分不足のため、一部コーンから大豆への作付転換も依然噂されている。
コーンは、小麦・大豆の動きにつられた。少しずつ値を削っていく過程で3月限の200(約定安値)を割るかどうかに注目が集まり、結局は終盤に割るに至ったが、コーン自体の明確な売り材料に欠けたためか、それ以上の値崩れは免れた。中西部で雨雪が続いていることが、心配された来年作付け時の土壌水分不足を解消に向かわせると期待され、その軟調に寄与した。
本日のファンドの動きは、コーン3,000コントラクトの売り越し、大豆も3,000コントラクトの売り越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国大平原地域
南部小麦地域には今後5日間に二つの降雨システムが通過する見込み。このシステムにより状況は改善される。北部には来週まで降雨予報はでていない。また来週までにウインターキルの心配はない。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
アルゼンチン
コーン・大豆ともまずまずのコンディションを保っているが、北東部はやや土壌水分が不足しており一週間以内に降雨が欲しい。週末に予報されている降雨が恵みの雨になる。
ブラジル
北部を中心に週末にかけて充分な降雨がある見込み。しかし南部には降雨が少なく、コーン・大豆の生育に問題が見られる可能性が高くなってきている。一番乾燥している地域はパラナ、マトグロッソドゥスルの両地域。2,3日以内にも降雨がなければ単収の悪化が避けられない状況。
南アフリカ
最近の降雨はベルト全体に0.5-1.0インチ。この降雨により作付けされたばかりのコーンの発芽は問題ない見込み。しかしコーンベルト全体の半分は先月平年の半分以下の降雨量となっており、今後頻繁に降雨がなければすぐにでも単収の減少につながる状況。
| 本日の発表等 |
本日は、主要なデータ発表はなかった。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
本日の下げは予兆、本格下げはしばらく後。
このまま下げが続くには、南米天候の本格的改善が不可欠だ。現在の降雨は、土壌水分を十分にするには依然不足しており、予断は許さない。加えて、ロシア問題にしても、本日のロシア高官の発言が相場に波紋を投げたが、米国政府は政治的配慮からその姿勢を明確に公開しておらず、今後の出方によっては本日の下げ幅を相殺する挙に出ることもあり得る。現物相場は昨日一時的に弱まったものの、上昇傾向は変わっていない。したがって、加速度的な下げに至るには時期が尚早であろう。
しかし、早かれ遅かれ1月前半までには、現在のレベルを大幅に下回る。相場レベルがここまで来ると、農家にはローンレート以上の価格への期待が薄れる。税年度が変わる1月になって、しかもローンレートを超える売り価格の夢が消えれば、農家にとってこれ以上コーンを手元に置きつづける意味はない。豊作年にもかかわらず、我慢に我慢を重ねて年越しまでホールドされたコーンが市場流入する恐れは、相場に巨大な重石となって存在することになる。US産コーンのみでも、世界中に十分な需要を見つけられない状況の中、南米の作付けが平年並みにでも終わった日には、穀物相場レベルは新たな取引幅を創出する。その状況においても、愚法により市場原理を喪失した米国農産業および農家は、何もなかったように生産量増加のみに精を出す。そして、20%以下の期末在庫率は過去のものになる。 ( F )
(大豆)
レンジ内トレードが確認された。
アメリカ人は(の中には)12月15日を過ぎるともうクリスマスが終わるまでは働かない。ただポジションを持ち越したまま遊びに行くのは忍びない為自分のポジションは手仕舞いしていく。先週からこつこつと買い持ちしたポジションを今日整理したと考えれば辻褄が合う。15日にはまだ早いがここ2,3ヶ月の盛り上がりに欠ける穀物商品相場から、早めにポジションを引き上げて一旦様子を見ようとするファンドがいても不思議ではない。南米の天候次第という但し書きはつくが、今日の引け値から大きく見ても上下15セントのレンジで年内推移するのではないか。
需給報告につき一言。今回供給サイドの報告はなされれず、最終は1月となる。需要サイドも恐らく11月から変えてこないという意見が一般的であるが、もし変えてくるとすれば搾油、輸出数量を増加する確率の方が高い。搾油マージンの悪化からクラッシャーが搾油量を減らすといううわさは絶えないが、11月の搾油量も昨年同月に比べ若干多かったという見方が一般的だ。また輸出数量も農務省予想の865百万ブッシェルは昨年比8%のアップであるが、現在の輸出ペースは前年比10%アップとなっている。いずれにせよ、相場を大きく動かす要因にはならないであろう。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)