(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年12月10日

本日の相場

とうもろこし  --- 変わらずの寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  186 - 85 3/4  188 3/4  185 3/4  188 1/2  + 2 1/2  8332  -1063 
00 MAR  197 - 96 3/4  199  196 1/2  198 1/4  +1  226109  +1226 
00 MAY  204 1/4 - 04  206  203 1/2  205 1/4  +1  55917  +1101 
00 JUL  211- 10 1/2  212 1/2  210 1/4  212 1/4  +1 1/4  55359  +302 
00 SEP  217 - 17 1/2  218 3/4  216 3/4  218 1/4  + 3/4  12148  +653 
00 NOV    224 3/4  224  224 3/4  + 3/4  566  +57 
            390276  +2578 

 

大豆       --- 変わらず寄り付き、小幅高引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  459 1/2 - 58 1/2  462 1/2  457 1/2  461  +1 1/2  68637  -1669 
00 MAR  467 - 66 1/2  469 3/4  465  468  +1 1/4  36783  +2405 
00 MAY  473 - 72 1/2  477 1/2  472  475 1/4  +2  22244  +592 
00 JLY  479 - 78 1/2  482 1/2  477 1/4  480 3/4  +1 1/4  21912  +314 
00 AUG  478 1/2 - 79 1/2  482  478 1/2  482  +2 1/2  1780  +25 
00 SEP  481  483  480  480 1/2  + 1/4  467  +18 
            161069  +1771 
             
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14660  +120  DEC  1572  +7  DEC  227 1/2  +1 1/2   
JAN  14620  +120  JAN  1582  -2  MAR  241 3/4  +1   
MAR  14630  +120  MAR  1614  +0  MAY  251 3/4  +1   
MAY  14620  +140  MAY  1644  -5  JUL  261 3/4  +3/4   
                   

 

本日の相場の動き

USDA報告がひとまず下げを止める。が、インパクトの少ない内容。

USDA報告は、コーンの期末在庫が減少した以外に目立った変化は無かった。それを反映してか穀物相場は終盤まで少取引量で値動きが小さかったが、最終局面の買い注文が少し相場を盛り上げた。 

コーンは、需給報告で、主に飼料需要見込みが増加したことによって、新穀期末在庫が前月より4,500万ブッシェル減少、19.94億ブッシェルに下落した。12月1日時点の在庫報告を前に飼料需要に手をつけることは珍しいことから、よほど飼料需要は堅調であるとの見方もあった。ただ、その他は中国の生産量・輸出量に変化がないなど、事前予想通り相場に大きなインパクトを与える内容ではなかった。そのため、終盤までは静かな展開であったが、引け間際に主に商業筋による買い注文が入り、売り注文に不足していた相場が反応、高値引けとなった。 

大豆は、USDA需給報告に変化が無く、静かな動きとなった。南部ブラジルでは依然雨が続いており、終始頭を抑えられる要因となったが、コーンの堅調な動きに助けられ、最終的には高値を維持することができた。ブラジル・サフラス社は、現在の作付け進捗度を85%と発表、南部ブラジルのドライにより昨年(86%)や過去5年の平均を下回っているとコメントした。 

本日のファンドの動きは、コーン800コントラクトの売り越し、大豆500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日の降雨は少なかった。北部では、本日と明日に雨が予報され、雨量は0.25〜1.0インチ、範囲は35%程度と見られる。依然、北東部の地域では雨が必要な状況であるが、来週までは雨の恩恵を受けそうにない。しかしながら、現在の生育段階では、ドライがイールドに大きく影響を与えることはないかも知れない。 

 

ブラジル 

昨日は北西部で雨。本日から来週頭にかけて、南部に雨が戻りそうだ。雨量は0.25〜1.5インチ、範囲は70%程度となりそうだ。コーン・大豆には良い雨となる。ここしばらくは、ほとんどの地域でドライによるストレスは軽減された。 

 

南アフリカ 

昨日も十分な雨がつき、今後5日間も75%の地域で雨が続きそうだ。発芽に適当な環境となっており、遅蒔きのコーンの高発芽率が期待できそうである。 

 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1998-1999   1999-2000  
  NOV  DEC10  NOV  DEC10 
作付面積(百万エーカー)  72.0  72.0  74.1  74.1 
収穫面積(百万エーカー)  70.4  70.4  72.8  72.8 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.9  38.9  37.0  36.7 
         
初期在庫  200  200  348  348 
生産量  2,741  2,741  2,673  2,673 
輸入  4  3  3  3 
・供給合計  2,945  2,944  3,024  3,024 
搾油用  1,590  1,590  1,610  1,610 
輸出用  801  801  865  865 
種子・飼料用  89  89  90  90 
その他  116  116  63  64 
・需要合計  2,596  2,596  2,629  2,629 
期末在庫  348  348  395  395 
農家平均価格($/ブッシェル)  5.00  4.93  4.60-5..10  4.45-4.95 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  1998−1999   1999-2000  
  NOV  DEC10  NOV  DEC10 
作付面積(百万エーカー)  80.2  80.2  77.6  77.6 
収穫面積(百万エーカー)  72.6  72.6  70.9  70.9 
単収(ブッシェル/エーカー)  134.4  134.4  134.5  134.5 
         
初期在庫  1,308  1,308  1,796  1,796 
生産量  9,761  9,761  9,537  9,537 
輸入  19  19  10  15 
・供給合計  11,088  11,088  11,344  11,349 
飼料用その他  5,489  5,489  5,500  5,550 
食用・種子用・工業用  1,822  1,822  1,880  1,880 
輸出用  1,981  1,981  1,925  1,925 
・需要合計  9,291  9,291  9,305  9,355 
期末在庫  1,796  1,796  2,039  1,994 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.95  1.94  1.60-2.00  1.60-2.00 

 

B99/00クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  128.00 (128.00)  5.00 (5.00)   
アルゼンチン  15.50 (15.50)  9.00 (9.00)   
南アフリカ  8.50 (8.50)  1.10 (1.10)   

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  18.50 (18.00)  2.80 (2.50) 
ブラジル  31.00 (31.00)  9.20 (9.40) 

 

本日のトーメンの意見

 

短期的には相場回復期の可能性。ただ、安値傾向に変化はない。

USDA報告のせいか、本日下げ局面はひとまず一服した。南米の天候の回復基調が続いているにもかかわらず、買い注文が先行したことには、それなりの注意を払っても良いはずだ。ところで、取引量がきわめて少ない。12月は一般的に取引量が少ないのであるが、極端に減少している。理由は、様々考えられるが、1)投機家にとって魅力のない安値安定相場、2)2000年問題を懸念して、需要家が早め(11月まで)に買いつけをした、3)補助金によって農家は手元資金が豊富で、1月になるまで現物売りを抑えている、等であろう。 

さて、米国では年度末が近い。ファンドは今月中に益出しして、黒字の帳簿を顧客に見せねばならず、そのための一部ファンドによる買い戻しが予想できる。コーンには、日本からのヒアリング後のプライシングも待っている。取引量が細っている現在、相場はこれらの注文に反応しやすい。短期的には相場回復期があっても全く不思議ではない。あくまで短期だが。( F ) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)