(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年12月13日

本日の相場

とうもろこし  --- 安値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  185 3/4-86  186 1/4  185 1/2  186  -2 1/2  6105  -2227 
00 MAR  195 1/2-96  196 1/4  195 1/4  195 3/4  -2 1/2  227439  +1330 
00 MAY  202 3/4-03  203 1/4  202 1/2  203  -2 1/4  56413  +496 
00 JUL  210-09 3/4  210 1/4  209  210  -2 1/4  56271  +912 
00 SEP  216 1/4-16 1/2  217  215 3/4  216 3/4  -1 1/2  12812  +664 
00 NOV    222 1/2  222 1/2  222 1/2  -2 1/4  606  +40 
            391966  +1690 

 

大豆       --- 大幅安値寄り付き、大幅安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  450-49  451 1/2  446 1/4  451  -10  67022  -1615 
00 MAR  455-57 1/2  459  453 1/4  457 1/2  -10 1/2  38814  +2031 
00 MAY  463-63 1/2  465 1/2  460  464  -11 1/4  22303  +59 
00 JLY  469-68  471  465  469 1/2  -11 1/4  22126  +214 
00 AUG  470-71  470 1/2  466 1/2  469  -13  1840  +60 
00 SEP  475-72  475  467  469 1/4  -11 1/4  514  +47 
            161977  +908 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14440  -220  DEC  1546  -26  DEC  224  -3 1/2  102.62-103.23 
JAN  14380  -240  JAN  1559  -23  MAR  237 3/4  -4   
MAR  14320  -310  MAR  1590  -24  MAY  248 1/4  -3 1/2   
MAY  14320  -300  MAY  1620  -24  JUL  247 3/4  -4   
                   

 

本日の相場の動き

南米に雨。売られる。

先週末、アルゼンチン・ブラジル両国のほとんどの大豆・コーン生育地域でまとまった雨が降り続いた。この時期の最大の買い材料であった乾燥懸念が払拭され、相場価格は支えを失った。 

南米の雨は、大豆相場により濃く反映された。情報を先取りしたナイトセッションですでに10セントの安値となっており、それが本セッションの寄り付きレベルを決定した。1月限が450以下まで売りこまれたことがファンドのさらなる売りを誘発、前半は値崩れが続いた。中盤、高めの輸出検証高が発表されたせいか、売りの勢いは比較的弱まっていき、後は最近の傾向のとおり、静かで動きのきわめて少ない展開となった。引け間際に、小口投機家のショートカバーが、値を多少切り上げたことがその後見られた唯一の動きであった。 

コーンは、ナイトセッションの引け値位置を最後まで守り通した。南米天候改善により相場レベルは変わったものの、現物の流れの極端な停滞のせいもあり寄り付き直後以外は動きが少なく、期近3限月の値幅が1セント以内に限られた閑散相場であった。とは言え、値位置はほとんどの2000年限月が約定安値。大豆のみならず、小麦が積極的に売られていることも、先のUSDA報告で上方修正したばかりのコーン飼料需要に影を落とした。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆2,200コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

週末に、コルドバ、サンタフェという土壌水分が懸念されていた地域中心に大豆作付け地の60%、コーン作付けの45%の範囲で0.25-1.0-インチの降雨が見られた。コルドバの一部では4.5インチもの降雨が観測されている。今週は概ねドライな予報だが、先週末の降雨により土壌水分に懸念の残る地域はごく限られたものになっている。 

ブラジル 

週末は70%の範囲に0.5-1.5インチ、所により2.5インチの降雨がベルト全体に見られた。今週もこの降雨システムは継続し、南部に50%、北部に80%の範囲で0.25-1.0インチ、所により2.0インチの降雨がある見込み。土壌水分に若干の問題が見られる地域は全体の1/4以下になっている。 

南アフリカ 

週末に、60%の範囲で0.5-2.0インチの降雨が見られた。次の降雨システムは週末の予想。このシステムは40%の範囲に0.25-1.0インチの降雨予想となっている。この二つの降雨システムにより、遅蒔きのコーンの発芽と初期の生育には充分な土壌水分を保つ事になろう。 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(12月03日-12月09日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  40,797  33-42 
大豆  30,225  20-25 
小麦  15,239  19-23 

コーン、大豆とも予想の上限、予想以上であったが、マーケットの弱い流れを変えるには至らなかった。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今後の安値の一段階。 

ファンドの売り越し維持、小麦価格の低迷、中国の輸出余力、南米の天候改善。そして、1月の農家による現物保有姿勢の一部解除、それでもあり余る期末在庫、7〜9月に流出することが確定的な大量ローン玉。コーンは中期的な売り材料には事欠かない。しかしながら、今のところ、コーン相場は大豆・小麦相場の追随者の性質が強い。大豆はこのまま南米の天候が順調に推移すれば、約定安値に近くなる可能性は高い。大豆1月限月の約定安値は7月初めの415。まだ現在のレベルより下値は36セントある。本日、追随者であったコーンは、その価格において大豆の4分の1下落した。コーン自体の弱材料を考慮しなくても、大豆が36セント下がれば、コーンは9セント近く安くなる計算になる。したがって、コーン相場は、南米の天候改善だけでも3月限で185までの潜在性がある。この上、1月になって農家の手からコーンが市場に放たれ、現物相場に反映されれば、さらなる安値圏が形成される。現在のコーン価格はまだ高い。( F ) 

 

(大豆) 

しばらく様子見。 

薄商いの中、レンジの下限と見られていた1月限455をあっさりと抜いてしまった。原因は南米に週末恵みの降雨があった事、先週前半に強い買いのサインが出ていたにもかかわらず上値を抜けなかった事が逆に弱いサインと見られた事、中国のカノーラのキャンセルの噂、昨年も11月の高値から値を下げ始めていった事を一部のファンドが注目していた事等が上げられる。明らかに行き過ぎの感じは否めないが、445のサポートラインを抜けてしまえば大きな流れの中では401という7月につけた安値まで底値が見えなくなる。しばらくは様子を見るほかに手立てがない。 

先週アイオアの農家何件かと会って来た。彼らは今の大豆の価格に失望するとともにしばらくは相場を考えずに早めの家族旅行を考えているという。価格に失望しながらも旅行ができるという所に農家のゆとりが感じられた。今秋農家に直接支払がされた補助により、手持ち資金は不足していないという印象が強い。またこの補助は農家別にアベレージされて支払われた訳ではなく生産ブッシェルに比例して支払がされた。農家には生産量が増えた方が特という意識が強い。植えてしまえば政府が後は何とかしてくれるという考えがあるうちは、長い目で見て生産量の減少は見込めない。こんなアイデアを先取りしての今のマーケットかもしれない。また来年以降の作付けについてはローテーションを優先して考えるが、やはりローン価格からみて有利な大豆に作付けが多く割かれるのではないかという意見であった。しばらく大豆価格は低位安定となる可能性が強い。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)