(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年12月14日

本日の相場

とうもろこし  --- 小幅高値寄り付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  187 1/2-88  189 3/4  185 3/4  189 3/4  +3 3/4  5137  -968 
00 MAR  197 1/4-96 3/4  199 1/2  195 1/2  199  +3 1/4  229013  +1574 
00 MAY  203 3/4-03 1/2  206 1/4  202 1/2  205 3/4  +2 3/4  58128  +1715 
00 JUL  210 1/2-10 3/4  213  209 1/2  212 3/4  +2 3/4  57654  +1383 
00 SEP  217 1/4-17 3/4  219 3/4  216 1/2  219 1/4  +2 1/2  14107  +1295 
00 NOV    225 1/4  222 1/2  225 1/4  +2 3/4  567  -39 
            397968  +6002 

 

大豆       --- ほぼ変らずの寄り付き、高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  450 1/2-51  453 3/4  448  453  +2  61972  -5050 
00 MAR  457 1/2-58  461  455  460  +2 1/2  39267  +453 
00 MAY  463-63 1/2  467 1/2  461 1/2  466 1/4  +2 1/4  22785  +482 
00 JLY  469-69 1/2  472 1/2  467  472 1/4  +2 3/4  22244  +118 
00 AUG  469 1/2  473  468  472  +3  1964  +124 
00 SEP  472 1/2  474  469  472  +2 3/4  627  +113 
            158329  -3648 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14380  -60  DEC  1559  +13  DEC  227  +3  103.40-103.67 
JAN  14390  +10  JAN  1569  +10  MAR  241 1/4  +3 1/2   
MAR  14400  +80  MAR  1599  +9  MAY  251 1/4  +3   
MAY  14390  +70  MAY  1631  +11  JUL  261 1/2  +3 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

投機家の買戻し。

ファンドの売り越しが溜まっていたコーンに間断無く買いが集まり、コーンが穀物相場をリード。大豆はコーンと小麦の上げに当てられた格好。 

昨日まで4日連続で約定安値引けとなったコーンでは、本日は調整買いが相場の中心であった。南米の土壌水分不足は改善傾向に変わりはなく、加えてUSDAが中国の輸出数量が700万トン(これまでは500万トン)になるとの見通しを発表したにもかかわらず、ファンドの買い注文はほとんど途切れなかった。また、供給不足から現物相場は依然上昇を続けており、商業筋の買い意欲も高値傾向を手伝った。3月限が200を超えるかどうかが一時注目されたが、結局このレベルでは抵抗に合い、ハーフセント下で落ち着き取引終了となった。 

本日の大豆相場の特徴は、コーン・小麦の上げに引っ張られたことと、昨日の下げ過ぎ感。前半こそ南米の雨がちな天気予報から、昨日比安値での取引が見られた。ブラジルの民間機関が同国の99/00年大豆生産量が昨年比3.5%増の3,182.6万トンとなるとの見通しを発表したことも、相場にプレッシャーをかけていた。しかしながら、薄商いの中、コーンの勢いには抗しきれなくなり、静かに高値圏に位置を変えた。その後は大きな変化がなく、そのまま高値圏にて終了した。 

本日のファンドの動きは、コーンは実に6,200コントラクトの買い越し、大豆は800コントラクトの買い越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日10%の範囲で0.10-0.75インチの降雨が見られた。これは大豆地域の15%、コーン地域の10%になる。次ぎのシステムは週末。45%の範囲で0.25-1.0インチの降雨量の予想。この降雨により土壌水分はほぼ問題がなくなる。初期の生育、遅蒔きの発芽とも問題がない。 

ブラジル 

昨日南部2/3の地域を中心に65%の範囲で0.25-1.0インチ、所々2.0インチの降雨があった。この降雨システムは今後5日間には北部に移動して、50%の範囲で0.25-1.5インチ、所々2.5インチの降雨になる予想。昨日の降雨により南部地域ではドライな地域がなくなった。また今後5日間にて北部でもドライな地域はなくなる予想。ベルト全体に穀物の生育は順調に推移する見込み。 

南アフリカ 

昨日の降雨は限られたものにて15%の範囲で0.10-0.35インチであった。金曜日まではドライの予想にて、散発的な降雨が所々に見られる程度。次ぎの降雨システムは週末。40%の範囲にて、0.25-1.0インチの予想となっている。この降雨によりしばらくは土壌水分に問題がない状態に保たれる。 

 

 

本日の発表等
1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  12月10日  前週  前年同期 
コーン  16,462  15,835  12,481 
大豆  3,029  3,985  6,029 
小麦  36,658  36,768  30,945 

- コーンはニュートラル、大豆は予想より少なめで強材料。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  12月07日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.1  unch      21.5   unch    1,118.8   1,140.4 
1998crop  39.8  -4.7      33.9   1.7    1,680.9   1,754.6 
1999crop  631.1  78.7       0.0   unch      10.2     641.3 

−大豆− 

  12月07日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997crop  0.0  unch        6.7   unch    259.6   266.3 
1998crop  6.2  - 0.5       8.8    0.2    325.1   340.1 
1999crop  179.5  12.8       0.0   unch      4.7   184.2 

−コーン、大豆ともニュートラル 

 

 

本日のトーメンの意見

 

しばらくは様子見。

さすがに売られ過ぎ感からショートカバーが入ったがまだどうなるかわからない。月曜日に大きな動きがあった後、火曜日に軽い戻しがあるというのは通常良く見られるパターンだ。 

需要家の買い付け進捗は様々であるが、国内は平年と変らないと考えられている。極東も同様。ただヨーロッパ勢の買い付けは断然遅れていて、今回成功している。一方農家の売りも断然遅い。ここまで下げて来たにもかかわらず、まだ農家が多くの売り物を残しているという事が今後のマーケットには大きな上値抵抗になってくる。それでは農家が今後売りを出すタイミングはどうなってくるだろうか。 

一般的に税金年度が変る1月には、やはり手持ちの資金を持つ為に売りが出やすい。カントリーエレベーターの保管料も収穫後1月のある時までは定額であるが、その後は日本同様定期的に負担がかかる事も農家の売りを誘いやすい。また3月には借地の契約を更新をするケースが多く、ここでも流動資金が必要となる。 

本日著名なアナリスト二人に農家売りの事を聞いてみたが、これらの一般論を考慮しても農家は来年例外的に夏場まで大豆をホールドすることを厭わないであろうという話であった。もちろん全く売り物が出ないというのではなく、例年と比べて著しくスローになっても問題がないくらいの流動資金はあるという見解であった。 

ファンドのポジションはフューチャーのみではイーブン、オプションを入れると15,000コントラクトの売り越しと考えられている。ファンドはすでに南米の降雨をかなり折り込んだポジションをとっておりここからの下げにはもうひとつインパクトが必要。上値は上述したように大量に残された農家売りの抵抗がある。しばらくは低位安定となろうがファンドが売り意欲をまだ持っていると感じており下げの可能性も否定はできない。しばらくは様子見したい(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)