(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年12月15日

本日の相場

とうもろこし  --- まちまちの寄り付き、まちまちの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 DEC  191-90 1/2  191  186 3/4  188  -1 3/4  4232  -905 
00 MAR  199-99 1/4  199 3/4  197 1/2  199  +0  227425  -1588 
00 MAY  205 3/4-06  206 1/4  204 1/2  206  +1/4  57270  -858 
00 JUL  212 3/4-13  213 1/2  211 1/4  212 1/2  -1/4  57634  -20 
00 SEP  218 3/4  219 1/2  217 3/4  218 3/4  -1/2  14617  +510 
00 NOV    224 1/2  224 1/2  224 1/2  -3/4  559  -8 
            395065  -2903 

 

大豆       --- 安値寄り付き、安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 JAN  454-53  454 1/2  449  452 3/4  -1/4  60376  -1596 
00 MAR  460 1/2-61  461 1/2  455 1/2  459  -1  40109  +842 
00 MAY  466 1/2  467 1/2  461 1/2  465  -1 1/4  22254  -531 
00 JLY  473 1/2-73  473 1/2  467 1/2  471 1/4  -1  21959  -285 
00 AUG    473  468 1/2  470 1/2  -1 1/2  1998  +34 
00 SEP    473  470  470 1/2  -1 1/2  632  +5 
            156972  -1357 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  14300  -80  DEC  1560  +1  DEC  227  +0  103.46-103.65 
JAN  14310  -80  JAN  1659  +0  MAR  241 1/4  +0   
MAR  14310  -90  MAR  1600  +1  MAY  251 3/4  +1/2   
MAY  14310  -80  MAY  1631  +0  JUL  261 1/2  +0   
                   

 

本日の相場の動き

閑散、動きなし。

ファンドマネー離れからか取引量が少なかった近頃の穀物相場だが、クリスマス休暇を来週に控え、その閑散度が増した。 

コーンは、その取引のほとんど一日を安値圏で過ごした。最終局面にファンドの買戻しが入り、昨日とほぼ変わらずの引けとなったが、内容はダラダラとした売り先行の相場展開。12月限の建て玉が減少していることが、投機筋による買戻し行動を裏付けたことが、南米天候に変化はなし。ロシア向け食糧支援は、政府によって再検討(つまり、話としては後退)されている。韓国による26.5万トンのUS産コーン成約がUSDAにより発表されたが、これは当初中国産に向かうと目されていた需要であったため、中国の輸出環境に何らかの障害が出てきたのでは、との憶測を呼んだ。しかし、市場はこれらの話に飛びつくことなく、閑散を通した。 

大豆は、南米で引き続く雨が順調な大豆生育環境を連想させ、作付けが送れたコーン・小麦が大豆にシフトしているとの見方も加わり、軟調で始まった。しかし、一方で中国が30〜35万トンのUS産大豆を購入したとの情報が、相場の方向を混迷させた。大量受渡しの噂から大豆粕が売られたことが、最も大豆相場の足を引っ張ったが、最後はファンドの買戻しによって、値を戻した。 

本日のファンドの動きは、コーンが800コントラクトの買い越し、大豆が1,800コントラクトの売り越しと見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

アルゼンチン  

昨日はドライ。次ぎの降雨システムは金曜日の夜。範囲は55%にて0.25-1.0インチ、所により2.0インチの見込み。この降雨により土壌水分はほぼ問題がなくなる。初期の生育、遅蒔きの発芽とも問題がない。 

ブラジル 

昨日は北部を中心に30%の範囲にて0.25-0.50インチ、所により1.0インチの降雨があった。このシステムは今後5日間に北部を中心に恵みの雨を降らせる見込み。今後5日間では45%の範囲で、0.25-1.5インチ、所により2.5インチの降雨予想となっている。過去2週間の恵みの雨により、ほとんどのコーン・大豆作付け地域の土壌水分が平年並み以上のいい状態となっている。 

南アフリカ 

昨日はドライ。今後5日間の降雨も限られたものにて10-15%の範囲で0.1-0.75インチの降雨量の見込み。この間土壌水分が減少していくが、来週一杯までは降雨がなくとも特に問題にはならないであろう。 

 

 

本日の発表等

本日は、主要なデータ発表はなかった。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

1月に安値。 

無論、今年中の農家による相場参加はほとんどない。玉が動かなければ、エレベータも相場をいじらない。軟調気配の前で、エンドユーザーは当用買いの態度をほとんど変えない。そして、クリスマス休暇。そのような環境で、積極的な相場参加者がいるとすれば、それは投機筋の年度末の利益確保か、あるいは2000年問題を避けるためのポジション整理のみである。決定的な新ニュースがなければ、これから12月中に数回の調整上げが見られることになる。 

さて、では1月以降はどうなるか。1月以降の注目すべき要因は、1)コーン現物の動きが大きくなること。毎年のことではあるが、今年の場合は補助金支給が年末のホールド姿勢を強めたため、さらに大きい。2)依然南米の天候。3)長期間の穀物安に対応し、政府が何らかの動きを見せるかも知れないこと。4)需要においては、中国の輸出意欲などコーン自体の需要動向もさることながら、小麦の安値がコーン需要を侵食し始めている。世界的な小麦余りは韓国等を飼料用小麦輸入に走らせる可能性は十分であり、US国内においても同様である。コーン価格の低迷も著しいが、小麦価格はもっとひどい。5)上記した12月の調整上げの反動。調整はあくまで年度末の特殊要因であり、1月になれば反動があって当然。 

2)は強材料、だが、政府が動くかどうかの予想はできない。3)も予想はナンセンス。あとは、全て弱材料。農家がいくら売っても、まだまだ農家の手元にはローン玉を含めて在庫が大量、という状況は来年中続く。1月以降、相場が動くならば、そのベクトルは下を向いている可能性は大だ。 ( F ) 

 

(大豆) 

しばらくは様子見。 

なんとか月曜日の安値は死守しているといった所か。大豆粕は本日も契約新安値に沈んだ。大豆も今日は一転してファンドが売り気を出しており、このところの薄い商いの中ではファンドの売りひとつで更なる安値に沈む可能性は大きい。ニュースが少なくマーケットも動意に乏しくなっているが、明らかな反転が見られるまでしばらく様子見をしたい。7月の安値まで下落する事はないと思うが、ホリデームードの薄商いの中何が起こるかはわからない。今の雰囲気は下値を更に探る展開が強い。 

また農業法の改正、特に減反のうわさがここぞとばかりにでてきたがマーケットは反応しなかった。うわさはうわさであり、政府筋からの確認も取れていない。来年は大統領選挙であり、農民票の掘り起こしから何らかのリップサービスが始まる可能性もあるが、早くとも年が明けてからであろう。 

今週の金曜日にて1月限のオプションが限落ちとなる。各コミッションハウスに色々聞いてみたが、特に影響はなさそうだ。ファンドはまたうまくポジションは乗り換えていくであろう。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)