(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年12月20日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 高値寄り付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 DEC | 194 1/2-94 3/4 | 195 | 180 | 185 3/4 | -6 | 1537 | -1177 |
| 00 MAR | 203 1/2-04 | 204 1/4 | 202 | 203 1/4 | +1 3/4 | 222502 | -968 |
| 00 MAY | 210 1/2-11 | 211 | 209 1/4 | 210 1/2 | +2 | 58485 | +553 |
| 00 JUL | 216 1/2-17 | 217 1/2 | 215 3/4 | 217 1/4 | +2 1/4 | 56597 | -113 |
| 00 SEP | 223 1/2-23 1/4 | 224 | 222 3/4 | 223 1/2 | +2 1/4 | 15054 | +270 |
| 00 NOV | 229 3/4 | 229 3/4 | 229 3/4 | +2 3/4 | 559 | ||
| 387621 | -1273 |
大豆 --- 大幅高値寄り付き、大幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 JAN | 458-59 1/2 | 460 1/2 | 456 3/4 | 458 1/2 | +6 1/4 | 52270 | -4096 |
| 00 MAR | 465-66 1/2 | 467 | 463 1/2 | 465 1/2 | +7 | 42469 | +671 |
| 00 MAY | 471 1/2-71 | 472 3/4 | 469 3/4 | 471 3/4 | +7 1/4 | 22439 | +2 |
| 00 JLY | 476 1/2-77 | 479 | 475 1/2 | 477 1/2 | +7 1/2 | 22479 | +134 |
| 00 AUG | 480 1/2 | 480 1/2 | 477 | 477 1/2 | +7 1/2 | 2249 | +59 |
| 00 SEP | 478 | 480 | 477 | 478 1/4 | +8 1/4 | 626 | +2 |
| 152062 | -3306 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| DEC | 14500 | -60 | DEC | 1540 | +5 | DEC | 236 | +2 1/2 | 102.32-102.85 |
| JAN | 14650 | +210 | JAN | 1568 | +20 | MAR | 249 | +2 3/4 | |
| MAR | 14660 | +240 | MAR | 1599 | +18 | MAY | 259 1/4 | +3 | |
| MAY | 14630 | +200 | MAY | 1632 | +19 | JUL | 269 | +2 1/2 | |
| 本日の相場の動き |
南米のドライ、大豆主導で買われる。
先週末にブラジル・アルゼンチンで予想外に雨が少なく、今週の予報がアルゼンチンで高気温・少雨となったことが大豆を刺激、寄り付きから高値取引された。コーンにも波及。
コーンは、ファンドによる買戻しの動きが緩やかなペースで継続、終始高値圏。本日最も影響を受けたのは、南米のドライ傾向を背景に寄り付きからジャンプアップした大豆三品。現物価格の堅調、昨金曜日のキャトルオンフィードの強数字、などの買い材料もあった。その割りに、高値を堅持しながらも、穏やかな動きのまま取引終了となった。本日は12月限の最終取引日であったが、最終数分に薄取引の売り買いが交錯、買い側が勝った格好で6セントの安値引け(一時は11セント以上安)となり、全体に若干の売り心理を与えた。
大豆は、何と言っても南米。特に南部ブラジルについて、複数の天気予報家が今週中の少雨を予報したことが、格好の買い材料となった。先週末のドライを受けて高値引けしたナイトセッションも、買いの手に加勢した。取引量が多いとは言えなかったが、買いの手は休まず続き、高値を維持して引けた。
本日のファンドの動きは、コーン400コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
アルゼンチン
週末は75%の範囲に0.5-1.0インチ、所により2.0インチの降雨が見られた。次ぎのシステムは金曜日。40-50%の範囲に0.1-0.75インチの降雨予想となっている。週末の広範囲に渡る恵みの雨でドライな地域はなくなっており、コーン・大豆とも状態はいい。
ブラジル
週末の降雨は北部1/3の限られた地域に30%の範囲で0.50-1.5インチ、所により2.5インチであった。今後5日間の降雨は北部半分を中心。75%の範囲に0.5-1.5インチ、所により2.5インチの見込み。南部への降雨は今週は明日から明後日にかけてのシステムのみ。40%の範囲に0.25-1.0インチ、所により2.0インチの予想。今後の気温は平年より高めの予想。コーン・大豆地域の土壌水分はまだ潤沢であるが、このまま一週間平年以上の気温とドライな天候が続けばストレスを感じるフィールドが出てくる。しかし土壌水分は潤沢にて、単収のロスは来月までは心配ない。
南アフリカ
週末は50%の範囲に0.25-0.5インチの降雨が見られた。今後5日日間はさらに恵みの雨が見られる。75%の範囲に、0.25-1.0インチ、所により2.0インチの予報。週末の降雨はまさにドライであった地域を中心におこっており、穀物のストレスを減じるのに充分な降雨となった。
上記クロップキャストの予報はやや控えめなものとなっている。本日のマーケットの上昇をもたらした南米のホット&ドライ予報は下記ジョンデービス氏のほうがわかりやすい。
予報家ジョンデービス氏
ブラジル
南部を中心に今後7日間はホット&ドライな予想。高気圧が張り出し、ウルグアイ、アルゼンチン北部、ブラジル南部に停滞する見込み。最高気温は90度台後半、所により100度台前半に達する所も出てくる。この時期のホット&ドライはコーン・大豆ともまだ影響をそれほど心配しなくてもいいが、年末から1月にかけて特に南部では今後降雨の必要性が強くなる。
アルゼンチン
今後7日間は平年並み以上の気温が予想されるが、2回の降雨システムによりその影響は和らぐ。一回目は本日、2/3の範囲に0.2-1.2インチの降雨、2回目は木曜日から金曜日にかけて、やはり2/3の範囲に0.2-1.2インチの降雨が見込まれる。ドライなときの最高気温は90度台から所によっては100度を超える場所も見られるが、降雨システムが通過している間は80度台から90度台と平年をやや上回る程度の見込み。アルゼンチン全体にコーン・大豆の生育に問題は見られない。
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(12月10日-12月16日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 34,477 | 34-42 |
| 大豆 | 30,767 | 26-30 |
| 小麦 | 23,235 | 16-20 |
コーンは予想レンジの下限にてニュートラル、大豆は予想レンジを超えてやや強材料。
| 2)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) |
ファンドネットポジション
| 12/14現在 | |
| コーン | 44,372 コントラクト ショート |
| 大豆 | 1,1978 コントラクト ショート |
| 大豆油 | 16,636 コントラクト ショート |
| 大豆粕 | 2,310 コントラクト ショート |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
調整局面はもう少し続く。下げはその後。
今年末の特殊要因によって買いが先行する展開は、まだしばらく続く。その後、その反動売りが見られると予想するが、そのとき国内飼料需要増の期待がどのように反映されるか。12月需給報告で飼料需要増の変化が加えられ、その後も家畜数が順調に伸びていると言われている。1月12日発表の在庫報告が強めの数字となるとの期待は多く、反動売りの期間はそれほど長くは続かないことも考えられる。3月限のターゲットを185においているが、1月前半に達成できるかどうかは、微妙と考えている。( F )
(大豆)
南米の天候次第。しかし買いはしばらく先。
ブラジル南部に停滞するであろう高気圧がどの程度の期間勢力を維持するかがポイントであるが、ここで上げた場面は絶好の売り場と見られている。確かに今日の引け後のファンドポジションをみても大豆3品、コーンともネットショートになっており短期的にカバーが入りやすい。今週はクリスマス週間であり、商いが薄くなっている事も上げ幅を大きくするかもしれない。また極端な話ではあるが、2000年問題を前に自分のポジションをイーブンにするのでは?という考えもある。ヘッジで買いを入れているコマーシャルにはできない芸当であるが、単なるスペキュレーションでショートしているファンドの中にはそのような動きを見せるものがいるかもしれない。
しかしこの時期のホット&ドライはまだ穀物に大きな打撃を与えるものではなく、単収云々を言うには早すぎる。したがいここでレンジ以上に上げた場面は絶好の売り場になる。もう1月が目の前に来た。農家のなかには売りをいつまでも我慢できないものもいる。ここでの上げはじっと様子見でいいのではないか。買いチャンスはまだ後から来ると思う。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)