(株)トーメン シカゴ大豆定期マーケット情報

1998年10月06日

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 NOV  520-21 1/2  524 1/2  250  522 3/4  +1 3/4  91922  -1470 
99 JAN  531-32  534 1/4  530 1/2  532 3/4  +1 1/2  30799  +117 
99 MAR  541-41 1/2  544  540  542 1/2  +1 1/2  22635  +465 
99 MAY  551-51 1/2  553 1/2  550 3/4  551 3/4  +1  9541  +363 
99 JUL  559-59 1/4  562  559  560 1/2  +3/4  13370  +246 
99 SEP  560 1/2  560 1/4  560 1/4  560 1/4  -6  98  2 
            174011  -241 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    CORN  CHG  YEN-DOLLAR 
OCT  12670  +160  OCT  2435  -23  DEC  210 1/4  +1/2  131.05-10 
DEC  13020  +130  DEC  2424  -10  MAR  222  +1/2   
JAN  13250  +110  JAN  2430  -2    WHEAT  CHG   
MAR  13670  +80  MAR  2434  -1  DEC  283 3/4  -2 3/4   
            MAR  298 3/4  -2 1/2   

 

1)本日の動き

−−−MIXED OPEN, SLIGHTLY HIGHER CLOSE−−− 

昨日発表された収穫状況にて、大豆は41%と予想以上の進捗をみせていたことが弱材料ととられる一方で、目先の降雨を背景とした収穫の遅れ懸念が強材料視され、まちまちでの寄り付きとなった。しかし、前日比同値レベルには投機筋のショートカバーが待ち受けており、また、商業筋の中にはプライシングタイプの買いを進める動きも散見されたことから、強含んでの展開となった。寄り付きないし、寄り直後が本日の安値であった。午前中に本日の高値をつけるた後はこれといった材料は見当たらず、投機筋の買いが一回りすると、上下どちらにもいきにくい動きとなった。午後のセッションに入ると取引量が限られた中、頭の重い推移となり、結局期近限月を中心に前日比やや高値での引けとなった。 

 

強材料 

* 需給報告を控えた投機筋のショートカバー期待。 

* 目先のウエットな天候、収穫の遅延予想。 

弱材料 

* 昨日引け後に発表されたFCCのUSDA9月を上回る生産量予想。 

* 昨日後半にかけての下落への追随。 

* 予想を上回る収穫進捗状況。 

 

2)本日の主なプレーヤー 

買手 :BACHE 10X, CGL 5X, CIS 1X, IOWA 1X, MANN 2X, MLP 1X, PROD 1X, REFCO 2X 1F, S/B 1X, STERN 3X, TENCO 6X, FMT 1X, 

売手 : ADM 8X, BACHE 1X 1H, CGL 1X, CIS 2X, CONTL 1X, FCC 2X 1F, IOWA 2X, MANN 1X, OCON 1X, REFCO 1X, STERN 4X, TENCO 1X, FMT 1X, 

 

本日のニュース

米国の天候

中期予報(11-15日間) 全国的に気圧配置が変動し中西部の雨が少し落ち着くなど変化の見られる期間になりそう。中西部、デルタともに降雨量、気温は平年並みとなる見込み。 

米国中西部  現在アイオワ州東部、イリノイ州西部、ウィスコンシン州、ミシガン州西部、ミズーリ州東部で小雨となっている。気温は北西部で40度台後半、南東部で70度台後半。この雨は36時間以内に次第に東に移動し木曜日にはベルト地帯を抜けよう。雨は東部を中心に、降雨量0.25〜1.0インチ、所によって2.0インチ、降雨範囲30%で降る見込み。週末にはベルト地帯北西部で同程度、20%範囲の雨が見込まれる。最高気温は50度台後半〜70度台半ば、最低気温は30度台半ば〜50度台前半だろう。今後2,3日は東部では収穫の遅れが起こるが、西部はドライになり遅れを取り戻せそう。 

デルタ地帯  現在はアリゾナ州、ルイジアナ州西部で雷雨、気温は70度台後半〜80度台前半。今後二日間は85%範囲の広範な雨が予想されている。降雨量は0.25〜1.5インチ、所により、3.0インチの見込み。その後、週の後半にかけてはドライな気候が戻りそう。大豆の収穫は雨のため一時的に遅れるだろう。 

 

受渡可能な数量(単位:1,000ブッシェル)

 

  10月02日  --先週--  昨年同期 
シカゴ  347  107  324 
トレド  2,952  2,685  507 
セントルイス  137  101  346 
合計  3,436  2,893  1,177 

−−−予想通りであり、中立要因。 

 

 

ローンデータ (単位:百万ブッシェル) 

 

  9月29日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  21.6  -6.2  2.9  +0.7  240.7  265.2 
1998CROP  1.8  +1.6  0.0  ---  0.0  1.8 

−−−中立要因。 

 

各社生産量予想数量(百万ブッシェル) 

 

  予想平均  予想レンジ  USDA9月  USDA旧穀 
(生産量)         
大豆  2,914  2,857-2,975  2,909  2,703 
コーン  9,768  9,630-9,925  9,738  9,366 
(単収)         
大豆  40.7  39.9-41.6  40.6  38.8 
コーン  132.3  130.5-134.5  132.0  127.0 
      
         大豆      コーン
  生産量  単収  生産量  単収 
ADM  2,863  40.0  9,700  131.4 
カーギル  2,940  41.1  9,854  133.5 
FCC  2,942  41.1  9,819  133.1 
フィマット  2,885  40.3  9,800  132.8 
メリルリンチ  2,869  40.1  9,777  132.5 
プルデンシャル  2,900  40.5  9,925  134.5 
スミスバーニー  2,975  41.6  9,665  131.5 

 

米国、ロシアに食料援助案 

米国政府は、この冬ロシアで食料不足になるのであれば、食料援助を行うとの考えを発表した。 

今年8月のルーブル切り下げ以来、ロシアが陥った経済危機は、米国の養豚・養鶏業者にとってそのマーケットを失ったことで、深刻な影響をもたらした。今回の食料援助の動きは、国内の養豚業団体からの強い要請を受けたことも一因である。ただ、ロシアは8月と9月に支払期日であったGSMローンの支払いをしておらず、食料援助を行うかどうかだけでなく、そのスキームについても、まだ流動的となっている。 

本日引け間際に、「ロシアが正式に米国に援助を申し込んだ。」と、未確認情報が飛び交った。内容は、小麦3百万トン、コーン150万トン、大豆粕50万トン、食肉10万トンである。仮にこれが満額回答されることになれば、短期的に相場を強くサポートする要因となるであろう。 

 

本日のトーメンの意見

今週金曜日寄り前に発表されるUSDA需給報告をみるまでは、目先の収穫遅れを材料に投機筋のポジション整理的な買い戻しから下値は支えられる展開をみせよう。需給報告が事前予想通りの数字であれば、再度相場は軟化をみせ、10月半ばから後半には約定安値を試すのでは、と判断している。ロシアに対する食糧援助の可能性から、明日のコーン、大豆粕市場は高値での寄り付きとを予想する声が多く、その場合大豆市場も連れ高となろう。しかし、大豆の値位置はコーンに比べ割り高感が強く、コーンの高値に一方的に準じるとは考えにくい。

米国での生産量がある程度確定した後は、南米が作付けを迎える季節となる。現在の価格からみて、史上最高の生産量を記録した今年度からはかなり作付け面積は減少すると考えられており、ブラジル、アルゼンチンの動向次第では思わぬ反騰をみせる可能性もある。