(株)トーメン シカゴ大豆定期マーケット情報

1998年10月07日

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 NOV  531-34  536  527  533 1/2  +10 3/4  91136  -786 
99 JAN  542-44  545 1/2  537 1/2  543 1/4  +10 1/2  31209  +410 
99 MAR  550 1/2-51 1/2  554  547 1/2  553  +10 1/2  22979  +344 
99 MAY  561  564  557 1/2  562 1/2  +10 3/4  9619  +78 
99 JUL  572-72 1/2  573  566 1/2  572  +11 1/2  13814  +444 
99 SEP    570 1/2  568  568  +7 3/4  98   
            174545  +534 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    CORN  CHG  YEN-DOLLAR 
OCT  13110  +440  OCT  2476  +41  DEC  217 1/4  +7  119.40-45 
DEC  13430  +410  DEC  2464  +40  MAR  228 1/2  +6 1/2   
JAN  13640  +390  JAN  2470  +40    WHEAT  CHG   
MAR  14080  +410  MAR  2475  +41  DEC  295 1/2  +11 3/4   
            MAR  309 1/4  +10 1/2   

 

1)本日の動き

−−−SHARPLY HIGHER OPEN, SHARPLY HIGHER CLOSE−−− 

昨夜為替は大きくドル安に振れ、対円1ドル=\120台前半と8ヶ月ぶりの円高となったこと、ロシアへの食糧援助の噂、などが需給報告を前にした投機筋のショートカバーを誘い、ギャップオープン、大きく値を上げての寄り付きとなった。高値で寄り付いた後も投機筋の買いが先行し強含んでの動きをみせ、前日比13セントほど高値までの上昇となった。さすがにこのレベルにくると一巡した買いが細った一方で、商業筋のヘッジ売り、農家売りが浴びせられ弱含んでの動きとなり、上昇分の半値前後まで値を戻し安値をつけるに至った。その後、相場は落ち着きをみせ、静かな展開が続いたものの、終盤のセッションにて再度投機筋が買い出動し、本日の高値近くまで上伸、そのまま前日比10セント以上値を上げての引けとなった。 

 

強材料 

* 急激なドル安。輸出需要増加期待。 

* ロシアに対する小麦、コーン、大豆粕、食肉の食糧援助の噂。 

* 強気なレスリー氏生産量予想。 

弱材料 

* 上げ場面での農家売り、商業筋のヘッジ売り。 

 

2)本日の主なプレーヤー 

買手 :ADM 8X, CGL 2X, TERM 3X 3F, CARR 2X, FMT 3X, GRIF 5X, IOWA 5X, LFG 3X, MANN 2X, RJO 6X, OCON 1X, BACHE 8X 3F, REFCO 8X, S/B 2X, 

売手 :ADM 3X 1F, CGL 5X 1N, TERM 2X, ABN 1H, CARR 2X, FMT 1X, LFG 1X, MANN 2X, OCON 2X, BACHE 6X 1F, REFCO 3X, S/B 3X, TENCO 4X, HAGE 2X, 

 

本日のニュース

国の天候

中期予報(11-15日間)  前線は米国中部の高気圧に次第に押しやられ気侯には若干の変化がみられよう。中西部、デルタともに平年並みの気温、降水量が予測される。 

米国中西部  現在、インディアナ州、ミネソタ州東部、オハイオ州西部の各地で雨が降っており、気温は50度台。この雨は降雨量0.25-1.0インチで、降雨範囲は20%、ベルト地帯の東部1/4に及ぶ見込み。来週日曜日から火曜日にかけて再び雨となりそう。降雨量は0.25‐1.0、所により2.0インチで降雨範囲は65%と予想される。最高気温は50度台後半から70度近く、最低は30度台前半から50度近くになるであろう。ベルト地帯は今後2,3日中に西側から徐々にドライになってくる見込みで収穫は再び活発になりそう。 

米国デルタ地域  現在、テネシー州中部、ミズーリ州東部では雨となっており、気温は60度台半ばから70度台前半。今日の降雨量は0.25-1.0インチ、降雨範囲は20%となる見込み。その後週末にかけてはほぼ全域でドライな天候になると予想される。雨はベルト地帯の東部にぬけるため今後2,3日中に収穫はほぼフルスイングまで回復していきそう。 

 

2)NWS 6−10 DAYS 中期予報(10月11日〜10月15日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  B (53)  N/A (0.33/1) 
東部コーンベルト  B (56)  A (0.42/1) 
デルタ地帯  B (64)  N/A (0.44/1) 

---降雨の継続予報。やや強材料か。 

 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  N  N  アイオワ  B  N 
ミネソタ  N  N  オハイオ  N  A 
アーカンソー  B  A  サウスダコタ  N  N 
イリノイ  B  A  ミズーリ  B  A 
インディアナ  B  A  ウィスコンシン  N  N 
カンサス  N  N  ミシガン  N  A 

 

BULLISH CONSENSUS 

 

CORN  23(23/18)  SOYBEANS  14(15/17)  WHEAT   29(29/28) 
BEAN OIL   20(20/30)  BEAN MEAL  9(8/6)  J-YEN  56(46/46) 

 

EXPORT SALES (MARKET FORECASTS) 

 

  予想(千トン)  前週 
大豆  500-850  896.4 
コーン  650-900  941.1 
小麦  500-800  830.9 
大豆粕  100-200  178.2 
大豆油  5-20  28.1 

 

レスリー氏生産量予想(単位:百万ブッシェル) 

 

  10月レスリー氏  (単収)  9月レスリー氏  USDA9月 
大豆  2,874  40.2  2,871  2,909 
コーン  9,815  133  9,621  9,738 

---本日よりつき前に発表されたもの。強材料と作用した。 

 

 

ロシア向け食糧援助の噂、相場の主要因となる 

ロシア向け援助について本日流れた情報: 

1)「米国はロシアから食糧援助の正式要請は受けていないが、問い合わせはあった。」USDA声明。 

2)「ロシアはカナダに緊急食糧援助の要請をし、カナダ政府は赤十字経由での援助を検討している。」 カナダ国際開発局声明。 

3)「米国はロシアが本当に食糧援助が必要なのかどうか調査している。」「援助の数量は全体で2百万トン程度になるのではないか。」「ロシアの港が凍結する時期を考慮すれば、船積みできる数量は制限される。」「TYSON(米国最大の養鶏業者)はクリントン大統領に非常に近く、この援助の真意は、それら養鶏業者保護である。」 市場で流れた噂。 

この援助に関しては、まだ何一つ決定されたことはないのだが、本日相場を大きく上げる要因となった。「援助した物資が誰に渡るのか。(ロシア国民の飢えをしのぐために使われるのか)」「ロシア国内の運搬能力は十分なのか。」などの本質的な議論があるにはある。しかし、政府に近い分析家は、政府は人道的見地からではなく政治的見地から、この食糧援助を実施するであろうと見ている。政治的見地とは、1)中間選挙前に農作物価格刺激策が必要なこと。2)ロシア国内政治が再び社会主義色を徐々に濃くしている状況に、この援助によってストップをかけたい。などである。いずれにせよ、今日は本件をめぐる話題は多かったものの、ほとんど憶測と言えるものであった。 

本日のトーメンの意見

本日は急激なドル安、ロシア向け食糧援助の噂という二大強材料から大きく値を上げての引けとなった。為替は日本の財政再建策が評価されてのものだが、果たしてこのまま円高基調が続くのか不透明な感じは拭い切れない。ロシアへの食糧援助については、小麦、大豆粕、コーン、食肉合わせて510万トンと言われているが、この時期からのロシア国内での輸送を考えると、量的に多すぎるのではと思われる。米国政府は前述のように政策上の問題から、食糧援助を実施すると考えられているものの、量的には現在噂されているレベルをかなり下回るものとなるのではないか。その場合、本日の高値をを維持できるのか疑問に感じる。明日は本日の上げへの追随から高値寄り付きとなるであろうが、食糧援助に関する詳細な情報がでてくる可能性があり、注目したい。