(株)トーメン シカゴ大豆定期マーケット情報

1998年10月09日

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 NOV  570 1/2  570 1/2  562  564  +23 1/2  86846  -2609 
99 JAN  580 3/4  580 3/4  572 1/2  574 1/2  +23 3/4  32118  +404 
99 MAR  589 3/4  589 3/4  582  583  +23 1/4  22888  -114 
99 MAY  599 1/2  599 1/2  590  592 1/2  +23  10256  +286 
99 JUL  606-05  608  600  601 1/4  +23  14342  +96 
99 SEP    600  596  596  +21 1/2  106   
            172590  -1792 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    CORN  CHG  YEN-DOLLAR 
OCT  14480  +900  OCT  2481  +23  DEC  221 1/2  +4 1/4 

116.75-80 

 
DEC  14760  +880  DEC  2473  +28  MAR  233 1/4  +4 3/4   
JAN  14970  +880  JAN  2479  +31    WHEAT     
MAR  15400  +880  MAR  2487  +35  DEC  296 3/4  -2 1/4   
            MAR  311 3/4  -1 1/2   

 

1)本日の動き

−−−LIMIT UP OPEN, SHARPLY HIGHER CLOSE−−− 

寄り前の需給報告にて米国の新穀生産量は予想の下限を大きく下回り、前月から140百万ブッシェルも下方修正され、そのため期末在庫も90百万ブッシェル減少した事から、投機筋の買い戻しが集中し、ほとんどの限月にてリミットアップでの寄り付きとなった。寄り付き直後にストップをはずれると、商業筋、南米からのヘッジ売りが目立ち、本日の安値をつけるに至ったものの、下値は限られての動きとなった。その後は、狭い範囲での動きに終始し、結局前日比23セントほど値を上げての引けとなった。 

 

強材料 

* 事前予想を大きく下回るUSDA大豆生産量予想、新穀期末在庫下方修正。 

* 農家売りの欠如。 

弱材料 

* アルゼンチン産大豆(新穀)生産量予想上方修正。 

* 大豆粕輸出需要下方修正。 

 

2)本日の主なプレーヤー 

買手 :ADM 2F, CGL 8X 3F, PROD 2X, CARR 13X 5F, CIS 5X 5F, FMT 7X 1F, GBH 12F, GRIF 6X, ING 2F, IOWA 10X, LW 10X 1F, LFG 1F, MANN 16X, MLP 3X 2F, OCON 1X, BACHE 15X 2F, RAND 10X, REFCO 10X 2F, S/B 5X 2H, STERN 3X, TENCO 31X 20F, HAGE 1X,  

売手 :ADM 8F, CGL 9X 2K 2N, FCC 10X 2F 2N, TERM 2X 2H, AMN 18X, CARR 5X, FMT 5X 2F, GRIF 5X, IOWA 10X, MANN 7X, MLP 3X 1F, RJO 10X, OCON 3X, RAND 5X, REFCO 15X 1F, STERN 4X, TENCO 5X 1F,  

 

本日のニュース

米国の天候

中期予報(11-15日間) 期間中前半は東部には前線が残るが米国中部の大半の地域で高気圧が支配的。ミッドウエスト西部、デルタ地帯ではやや暖か目で雨の少ない期間になる見込み。ミッドウエスト東部では平年並みかやや多い雨とやや低い気温が予測されている。 

米国中西部  現在はドライで気温は50度台。日曜日、月曜日にはベルト地帯北西部で範囲40%、降雨量0.25〜1.0、所により1.5インチの雨が見込まれる。この雨による収穫遅れはわずかで進捗は依然予想を上回りつづけるだろう。最高気温は50度台から70度近く、最低気温は30度台前半から50度未満だろう。 

デルタ地帯  現在はドライで気温は50度台半ばから60度台前半。ドライな天候は今後5日ほど続く見込み。降るとしても日曜日の遅くに降雨量0.10-0.50インチで降雨範囲10%未満の雨に過ぎないだろう。来週もドライな天候のおかげで収穫作業は順調だろう。 

2)NWS 6−10 DAYS 中期予報(10月11日〜10月15日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  A (53)  N (0.33/1) 
東部コーンベルト  A (56)  N (0.42/1) 
デルタ地帯  A (64)  B (0.44/1) 

---収穫の進捗が予想され、弱材料と作用しよう。 

 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  A  N  アイオワ  A  N 
ミネソタ  MA  N  オハイオ  A  B 
アーカンソー  A  NP  サウスダコタ  A  A 
イリノイ  A  N  ミズーリ  A  N 
インディアナ  A  N  ウィスコンシン  A  N 
カンサス  A  N  ミシガン  A  B 

 

USDA需給報告 

 

A)USDA米国大豆三品需給報告 

@ USDA SUPPLY/DEMAND REPORT; 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1997−1998     1998-1999  
  SEP   OCT9   SEP    OCT9 
作付面積(百万エーカー)   70.8   70.6     72.7     72.7 
収穫面積(百万エーカー)   69.9   69.6     71.6     71.6 
単収(ブッシェル/エーカー)   39.0   38.8     40.6     38.7 
         
初期在庫   131   131     200     200 
生産量  2,727  2,703    2,909    2,769 
輸入    5    5      6      6 
/供給合計  2,863  2,839    3,115    2,975 
搾油用  1,595  1,597    1,625    1,600 
輸出用   875   877     860     830 
種子用    86    86      83      86 
その他   107    78      62      64 
/需要合計  2,663  2,639    2,630    2,580 
期末在庫   200   200     485     395 
農家平均価格($/ブッシェル)   6.45   6.45  4.65-5.35  5.00‐5.70 

A USDA SUPPLY/DEMAND REPORT;米国産大豆粕(単位:千S/T) 

  1997/98  1998/99 
  SEP  OCT9  SEP  OCT9 
初期在庫          210   210   200   275 
生産量  37,820  38,070  38,550  37,925 
輸入量    55    55    50    50 
/供給合計   38,085  38,335  38,800  38,250 
国内消費  28,535  28,660  29,450  29,600 
輸出量  9,350  9,400  9,100  8,400 
/需要合計  37,885  38,060  38,550  38,000 
期末在庫   200   275   250   250 

B USDA SUPPLY/DEMAND REPORT;米国産大豆油(単位:MIL POUND) 

    1997/98    1998/99 
  SEP  OCT9  SEP  OCT9 
初期在庫         1,520  1,520  1,405  1,310 
生産量  17,980  18,108  18,280  18,080 
輸入量    55    57    55    55 
/供給合計   19,555  19,685  19,740  19,445 
国内消費  15,125  15,200  15,300  15,330 
輸出量  3,025  3,175  2,850  2,650 
/需要合計  18,150  18,375  18,150  18,000 
期末在庫  1,405  1,310  1,590  1,445 

B) 米国産コーン・小麦・マイロの生産量と期末在庫レポート (単位:百万ブッシェル) 

        1997/98        1998/99 
    生産量   期末在庫    生産量   期末在庫  
   SEP   OCT   SEP   OCT   SEP   OCT   SEP   OCT 
コーン    10,259  10,259   1,399   1,308  11,147  11,061   1,922   1,711 
小麦   2,527   2,527    723    722   2,565   2,557    885    902 
ソルガム    653    653    36    49    529    521    50    55 

C) 他国の大豆生産量と輸出入量  

@1998・99クロップ,単位:百万トン 

  生産量(前月比)  輸出量(前月比)  輸入量(前月比) 
アルゼンチン    16.50 (+1.0)    3.00 (+0.50)    0.40 (+0.15) 
ブラジル    29.00 (±0.0)    8.30 (+0.10)    1.00 (±0.0) 
中国    13.50 (-0.30)    0.20 (±0.0)    3.60 (+0.10) 

 

A1997・98クロップ,単位:百万トン 

  生産量(前月比)  輸出量(前月比)  輸入量(前月比) 
アルゼンチン    18.70 (NA)    2.80 (NA)    1.00 (NA) 
ブラジル    31.00 (NA)    9.10 (NA)    1.70 (NA) 
中国    14.73 (NA)    0.18 (NA)    3.00 (NA) 

D) 大豆米国主要州別生産量 

  収穫面積(千エーカー)  単収(ブッシェル)  生産量(千ブッシェル) 
   SEP1   OCT1  SEP1  OCT1   1997  SEP1  OCT1 
アーカンソー    3,350    3,350   28.0   27.0   108,275    93,800    90,450 
イリノイ   10,650   10,650   48.0   45.0   427,850   511,200   479,250 
インディアナ    5,600    5,600   45.0   42.0   230,550   252,000   235,200 
アイオワ   10,450   10,450   50.0   46.0   478,400   522,500   480,700 
カンサス    2,500    2,500   36.0   34.0    88,800    90,000    85,000 
ミネソタ    6,900    6,900   40.0   41.0   257,400   276,000   282,900 
ミズーリー    1,950    1,950   27.0   26.0    64,170    52,650    50,700 
ネブラスカ    3,750    3,750   49.0   44.0   139,725   183,750   165,000 
オハイオ    4,490    4,490   44.0   41.0   193,160   197,560   184,090 
サウスダコタ    3,550    3,550   38.0   38.0   120,750   134,900   134,900 
全米   71,570   71,570   40.6   38.7  2,702,554  2,908,604  2,768,919 

 

コミットオブトレーダー(FUTURE) 

 

コミットメント・オブ・トレーダーズ          ___  ___   

(9月29日、単位:コントラクト、変化は 

 

前週から) 

 
           
      LONG    SHORT    NET   
NON-COMMERCIAL                 
LONG OR SHORT ONLY      6,964  248  36,237  -2,460  29,273  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD      17,450  1,864  17,450  1,864     
COMMERCIAL      101,235  1,769  62,558  5,757  38,677  LONG 
TOTAL      125,649  3,881  116,245  5,151  9,404  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION      41,394  1,310  50,798  40  9,404  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST      167,043  5,191  167,043  5,191     
PERCENTAGE HELD BY:                 
LARGE TRADERS      75.2%    69.6%       
SMALL TRADERS      24.8%    30.4%       
               

(10月06日現在、単位:コントラクト、 

 

変化は前週から) 

 
  LONG    SHORT   
NON-COMMERCIAL                 
LONG OR SHORT ONLY      11,322  4,358  35,130  -1,107  23,808  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD      19,906  2,456  19,906  2,456     
COMMERCIAL      98,371  -2,864  69,636  7,078  28,735  LONG 
TOTAL      129,599  3,950  124,672  8,427  4,927  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION      44,946  3,552  49,873  -925  4,927  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST      174,545  7,502  174,545  7,502     
PERCENTAGE HELD BY:                 
LARGE TRADERS      74.2%    71.4%       
SMALL TRADERS      25.8%    28.6%       

---上記数字自体はそれほど材料視されていない。 

 

NOPA週間搾油高 

来週火曜日の発表に延期された。 

 

本日のトーメンの意見

本日の需給報告における米国産大豆生産量は、事前予想の下限をも大きく下回り、全く市場で予期されていなかった数字であった。ネブラスカ、アイオワ、イリノイなどの主要州では単収が3〜5ブッシェルもの低下を示している。8月後半から9月半ばまで、コーンベルトではドライ気味な天候となり、地域によっては大豆が小粒化していることがブッシェルの低下につながったと考えられている。この生産量に疑問を抱く向きもみられるが、ともあれ相場の当面の下値(11月限508-1/2)は固められたとみてよいであろう。本日投機筋は10,000コントラクト近くの買い越しとなっており、ネットショートは約7,000コントラクトまで減少していると思われる。売り買いどちらにも出動しやすいポジションとなっているが、コーン市場ではまだ30,000コントラクトの売り越しとなっており、どちらかというと大豆の上げを追いかける動きとなる可能性が強いと思われ、その場合大豆もゆるやかに値を上げることが考えられる。ただし、今週後半より産地では収穫が再開しており、来週もドライな天気予報となっていることから、収穫が急ピッチで進捗すると考えられる。LDPを受けながら玉をホールドしていた農家の売りが増加し相場の頭を抑える動きも出てこよう。短、中期的な動きとしては、1月限540-600とみている。長期的には大豆の割高感から作付け意欲が増している南米大豆の動向がキーポイントとなろう。本日ストップ高から値を戻した動きの中で、需給報告はある程度消化されたと考えており、来週月曜はやや軟調な展開となることを予想している。