(株)トーメン シカゴ大豆定期マーケット情報
1998年10月16日
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 98 NOV | 562-60 1/2 | 562 1/2 | 554 1/2 | 557 1/2 | +1 1/2 | 69929 | -3116 |
| 99 JAN | 570-71 | 572 | 563 1/2 | 565 1/2 | +1/2 | 34604 | +851 |
| 99 MAR | 579-80 | 580 | 572 3/4 | 574 1/2 | +1/2 | 24482 | +1265 |
| 99 MAY | 587 1/2-87 | 588 | 581 | 582 1/4 | -1/2 | 11283 | +512 |
| 99 JUL | 596-96 1/2 | 596 1/2 | 589 | 590 | +0 | 15911 | +47 |
| 99 SEP | 595 | 590 | 590 | +1/2 | 118 | +2 | |
| 162589 | -312 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | CORN | CHG | YEN-DOLLAR | |||
| OCT | 13790 | +20 | OCT | 2484 | +27 | DEC | 225 1/2 | -1 3/4 | 115.30-35 |
| DEC | 14080 | +10 | DEC | 2482 | +31 | MAR | 236 1/4 | -2 1/2 | |
| JAN | 14320 | +30 | JAN | 2492 | +29 | WHEAT | |||
| MAR | 14750 | +40 | MAR | 2497 | +22 | DEC | 295 3/4 | +4 | |
| MAR | 310 3/4 | +4 |
1)本日の動き
−−−HIGHER OPEN, MIXED CLOSE−−−
昨日の突然の金利切り下げは驚きを持って受け取られ、ドルの下落を招いたことから輸出需要が喚起されるとの見方がなされ、前日比高値での寄り付きとなった。しかし、昨夜下落をみせた為替は本日は落ち着いた動きとなったこと、大豆粕市場が輸出需要の低迷から弱含んでの動きとなったこと、などから大豆も寄り付きないし寄り直後を高値として軟調な展開となり、一時高値から8セントほど下落、本日の安値をつけるに至った。その後、しばらくは安値付近でのもみ合いが続いたものの、月間搾油高にて在庫が予想以上に減少し、好調な需要が確認された大豆油市場が底堅い動きとなったことに追随、大豆輸出需要、国内搾油需要ともに好調な数字を示していたことも手伝い終盤のセッションにて上昇をみせた。その後引けにかけて農家売りの不足から現物タイト感がでている期近限月を中心に前日比高値に転じ、全体的には前日からほとんど変らないレベルでの引けとなった。
強材料
* 米国の金利引下げを背景としたドル安、輸出需要増加期待。
* 事前予想の上限に近い大豆輸出成約高。
* 先週に続き30百万ブッシェルを超えた週間搾油高(NOPA週間搾油高)。
* 前月から減少をみせた大豆油在庫数量(NOPA月間搾油高)。
弱材料
* 事前予想の下限に近い大豆粕輸出成約高。
* 収穫の進展に伴う保管スペース不足。農家の売り期待。
2)本日の主なプレーヤー
買手 :ADM 2X, BACHE 5X, CGL 5X 1N, CIS 1F 1H, GBH 2X, GRIF 2X, IOWA 3X, MANN 1X, MLP 2X, RJO 3X, REFCO 2X, ROSE 3X, S/B 2X, STERN 4X, TENCO 4X, TERM 1X, FMT 2X,
売手 :ADM 6X, BACHE 1F, CGL 2X, FCC 3X 1F, GBH 1X, IOWA 1X, MANN 6X, MLP 3X, RJO 2X, PROD 1X, RAND 2X, REFCO 3X 1H, TENCO 1X 2F, FMT 3X,
| 本日のニュース |
1)米国の天候
中期予報(11-15日間) メキシコ湾岸には新たなハリケーンが形成されてきているがコーン、大豆の収穫に及ぼす影響は少ない見込み。降雨量はミッドウエスト、デルタとも平年並み、気温はミッドウエストではやや低め、デルタでは高めになるだろう。
米国中西部 現在気温は60度台半ばから70度台前半で、イリノイ南部、サウスダコタ東部、ミネソタ南東部、ネブラスカ中部で雨となっている。雨は寒冷前線の影響で数日中に東方に移動する見込み。降雨量は、0.25〜1、所により2.5インチで、範囲はコーン・大豆ベルトの75%に及びそう。雨は西部中心に降る見込み。週末には収穫が若干遅れそうだが、穀物に被害をもたらすほどの雨になる心配はない。来週初めにはドライな天候になるだろう。前線の進んでいない地域では最高気温は60度台半ば〜80度台前半、最低気温は50度台前半から60度前半になりそう。来週初めには寒さが厳しくなりそう。
デルタ地帯 気温は70度台後半〜80度台前半、ドライな天候となっている。日曜日から月曜日にかけて0.25〜1、所により2インチで40%範囲の雨が降る見込み。雨による収穫の遅れはさほど長引かないだろう。来週の半ばはドライな天候になりそうで収穫は一段と進みそう。週末の最高気温は70度台後半から80度台半ばになるだろう。
2)NWS 6−10 DAYS 中期予報(10月22日〜10月26日の期間)
@地域別データ
| 気温(平均) | 降水量(平均) | |
| 西部コーンベルト | A (53) | NP (0.33/1) |
| 東部コーンベルト | A (56) | B (0.42/1) |
| デルタ地帯 | N/A (64) | B (0.44/1) |
---収穫の進捗が予想され、やや弱材料と作用しよう。
A州別データ
| 州名 | 気温 | 雨量 | 州名 | 気温 | 雨量 |
| ネブラスカ | A | NP | アイオワ | A | NP |
| ミネソタ | A | N | オハイオ | N | B |
| アーカンソー | A | NP | サウスダコタ | MA | NP |
| イリノイ | A | B | ミズーリ | A | B |
| インディアナ | A | B | ウィスコンシン | A | B |
| カンサス | A | NP | ミシガン | N | B |
1)週間輸出成約高報告(単位:千トン)
輸出成約高 |
成約量合計 |
成約残 |
||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 来年度 | 今年度 | 来年度 | |
コーン |
528.0 |
0.0 |
11,532.1 |
11,532.1 |
7,649.0 |
4.5 |
大豆 |
676.0 |
0.0 |
8,753.2 |
12,156.9 |
7,696.7 |
0.0 |
小麦 |
615.0 |
0.0 |
14,855 |
16,336 |
5,018.1 |
10.0 |
大豆粕 |
103.3 |
0.0 |
2,044.8 |
2,756.8 |
1,894.8 |
0.0 |
大豆油 |
27.7 |
0.0 |
191.2 |
213.3 |
179.5 |
0.0 |
2)週間輸出検証高(単位:千トン)
輸出量 |
輸出量累計 |
USDA予想 |
|||
| 今週 | 来週 | 今年度 | 来年度 | 今年度 | |
コーン |
786.1 |
866.6 |
3,883.1 |
4,468.3 |
4,1910 |
大豆 |
339.4 |
255.4 |
1056.5 |
1,434.8 |
22,590 |
小麦 |
580.5 |
775.0 |
9,837.8 |
11,749.1 |
29,260 |
大豆粕 |
138.1 |
11.9 |
150.0 |
57.0 |
7,620 |
大豆油 |
11.7 |
0.0 |
11.7 |
7.5 |
1,200 |
−−−大豆主な成約先(単位:10,000トン)
日本/14.1 中国/9.2 イギリス/7.0 オランダ/6.5
メキシコ/5.3 フィリピン/3.7 不明/17.0 合計/67.6
−−−大豆は事前予想の上限に近く、本日の寄り付きにて強材料と作用した。
3)NOPA週間搾油高(単位:千ブッシェル、大豆粕輸出量はトン)
| 今週 | 先週 | 昨年同期 | |
| 搾油量 | 30,744 | 30,920 | 31,352 |
| 搾油量(OCT01'97〜) | 61,664 | 30,920 | 61,263 |
| 大豆粕輸出 | 139,600 | 124,971 | 328,003 |
---事前予想の範囲内ではあるが、30百万ブッシェルを超えており、やや強材料と作用した。
4)NOPA月間搾油高
| 今月 | 先月 | 前年同月 | |
| 搾油量(千ブッシェル) | 121,555 | 109,263 | 109,356 |
| 大豆粕生産量(トン) | 2,872,330 | 2,614,697 | 2,578,458 |
| 大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル) | 47.26 | 47.86 | 47.16 |
| 大豆粕輸出量(トン) | 377,670 | 277,717 | 256,509 |
| 大豆油生産量(千ポンド) | 1,389,545 | 1,261,657 | 1,222,721 |
| 大豆油イールド(ポンド/ブッシェル) | 11.43 | 11.55 | 11.18 |
| 大豆油在庫量(千ポンド) | 878,255 | 1,156,080 | 1,190,715 |
−−−大豆油在庫数量は前月から24%もの減少を示しており、強材料ととられた。
| 本日のトーメンの意見 |
本日は好調な輸出成約高、大豆油の在庫減少を材料に支えられての引けとなった。確かに大豆油市場は好調な需要を背景に独歩高となっているが、大豆の輸出成約は昨年同期と比べると多きくで遅れており、大豆粕市場も回復の兆しがみえず、大豆油の上げに一方的に追随するとは考えにくい。60億ドルの農家保護法案が可決されたことから、農家は玉をホールドする姿勢を崩していない。すでにカントリーエレベーターに持ち込まれた農家の委託玉は、年内の保管料が決定しており、売り急ぐ必要はないものの、今後収穫される大豆については、保管スペースの問題からおそらく売りに出されるものと予測している。その時期(10月後半か?)が買いのチャンスとなるのではないか。その後は、政府誘導による高値期待が強く、まとまった農家売りは年明けまで期待薄ではないかとみている。11月限550セントを割れる場面は買いから入りたい。