クロップサーベイの写真レポート

《 洪水によるフィールドの状況 》

5月 イリノイ中部  (フィールド1) (フィールド2) (フィールド3) (フィールド4) (フィールド5) (フィールド6) (フィールド7)

5月 イリノイ中東部・インディアナ西部 (フィールド1) (フィールド2) (フィールド3) (フィールド4) (フィールド5) (フィールド6)

5月 インディアナ南部・東部 (フィールド1) (フィールド2) (フィールド3) (フィールド4) (フィールド5)

《 作付け進捗状況 》

5月中旬 ミネソタ南部 (コーン1) (コーン2) (コーン3) (大豆1)   (大豆2)    (大豆3) 

6月初旬 ミネソタ南部 (コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4

6月初旬 ウィスコンシン南部  (コーン1) (コーン2) (大豆1) (大豆2)   (大豆3)    (大豆4) 

≪クロップ生育状況≫

7月初旬 イリノイ中央部  (コーン)

7月中旬 イリノイ中央部〜インディアナ北西部にかけて

(コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4) (コーン5) (コーン6) (コーン7) (コーン8) (コーン9)

(コーン10) (コーン11) (コーン12) (コーン13) (コーン14) (コーン15) (コーン16) (コーン17) (コーン18)

(大豆1) (大豆2)   (大豆3)    (大豆4)  (大豆5) (大豆6)   (大豆7)    (大豆8)  (大豆9) 

---CORN写真解説---

*写真2、4などにみられるような背丈1メートル程度のクロップは、作付が遅かったと言われているインディアナにて多く(約40%)見かけられた。イリノイでは約10%がそうであった。
*写真6,7,8などにみられるような背丈も2メートル以上あり、受粉も終わっているようなクロップはインディアナではほとんど見られず、イリノイで少し(約10%)見かける程度であった。
*高さが十分(2メートル前後)だがタッセリングしていないクロップは、インディアナでは50%、イリノイでは30%程度であった。
*タッセリングもしくはシルキングの段階にあるものはインディアナでは約10%、イリノイでは50%程度であった。

*写真5のようにカーリングしているクロップは主にイリノイで見受けられた(約50%)。インディアナでも少しだけ見られた。
*写真12,13のようにカーリングの前段階として葉が上を向いているクロップは両州でよく見かけられた。
*写真10、11のように根元近くが黄色く変色しているクロップはイリノイにてよく見かけ、インディアナでもたまに見かけた。
*写真14〜18のように根元から半分ぐらいの高さまで黄色く変色しているクロップはイリノイにてたまに見かけられた。

---大豆写真解説---

*インディアナの大豆はかなりPOORな印象を受けた。背丈はふくらはぎから膝下程度が一般的で、写真8、9のように黄色く変色しているクロップが存在する畑はおそらく1/3程度に及ぶ。
*イリノイの大豆は膝丈程度が一般的であった。ここ数日間の日照りにも関わらず青々とした畑が多かった。写真4,7のようにBLOOMINGしているクロップも半分弱ぐらいの割合で見かけた。

 

8月7日〜8日/イリノイ北東部・中東部・南東部、インディアナ中西部・南部

(コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4) (コーン5) (コーン6) (コーン7) (コーン8) (コーン9)

(コーン10) (コーン11) (コーン12) (コーン13) (コーン14) (コーン15) (コーン16) (コーン17) (コーン18)

(コーン19) (コーン20)  (コーン21) (コーン22) (コーン23) (コーン24) (大豆1) (大豆2)   (大豆3)  

  (大豆4)   (大豆5) (大豆6) (大豆7)   (大豆8)    (大豆9)   (大豆10)  (大豆11)   (大豆12) 

---コーン写真解説---

イリノイ北東部は週末に雨が降っており土壌が湿っている所が多かったが(写真4、5、6)、実際は受粉不良が15%程度の割合で見られた。これまでの土壌水分不足やシルクを食べるコガネムシによるストレスが原因と考えられる(写真2、7、8、9)。クロップステージはブリスター、ミルキング、ドウがそれぞれ同じくらいの比率。 背丈は2M程度、茎が通常より細めで、イヤーの大きさも17CM程度と小さめになっている。

イリノイ中東部・中央部は肥沃な土地で知られている。ごく一部で受粉不良が見られたが、ほとんどの畑で受粉が成功したと見られる(写真10、12〜15)。ドウステージからからデントステージへ推移しているが、イリノイ中央部ではコーンの背丈が170〜190CMの畑が見られた(写真15)。今までの土壌水分不足が原因と思われる。イヤーはそれほど大きくない。

イリノイ南東部は非常に困惑する状況であった。受粉も完璧で背丈が230CMもあるコーンが見られる一方(写真20、21)、数マイルしか離れれいない畑ではネギ畑のように葉がカーリングして、ひどいものでは1Mの背丈でタッセリングが止まっているものもごく一部で見られた(写真22〜24)。ただ、ハイウェイから見るとネギ畑に見えるところも、実際に付近の畑を見るとそこそこの状況であり、10%程度の畑でカーリングしていると見られる。ドウステージからデントステージの間で成長している。

インディアナ中西部では受粉中であった。茎が太く、一株で2つのイヤーがあるものも多く、収穫が期待される(写真16)。インディアナは中央部から南部に行くほど、徐々に土壌水分が不足していると感じた。南部のひどい所では一部葉がカーリングして茎の下部が黄色に変色しているものも見られた(写真17)。イヤーは17CM程度と小さく、ドウステージからデントステージへと移行している(写真18、19)。

---大豆写真解説---

イリノイ北東部では10%程度の畑が水不足と感じたが、大体良い状況だった(写真1〜3)。中央部においても、ブルーミングと鞘付きが半々ほどで程度は良かったが、土壌水分は十分とは言えず、今後の雨次第となる。南部はとうもろこし畑より大豆畑の方が多い地域があった。長雨で作付けが遅れ転作したものと見られる。大豆畑は土壌水分が不足しており、すねから膝の背丈しかなかった(写真11、12)。開花90%に鞘付き10%程度。

インディアナ中西部〜中央部は膝からももの背丈。土壌水分は潤沢でなく、今後の雨次第(写真10)。南部は背丈が平均して、ももから腰ほどで、開花60%、鞘付き40%。状況の良いところが多かった。しかし一部大豆の葉が立っているフィールドがあり、同じく今後の雨次第の土壌水分である。

 

8月9日〜11日 イリノイ南西部〜イリノイ中央部(St Louis〜Bloomington〜Preoria)

(コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4) (コーン5) (コーン6) (コーン7) (コーン8) (コーン9)

(コーン10) (コーン11) (コーン12) (コーン13) (コーン14) (コーン15) (コーン16) (コーン17) (コーン18)

(コーン19) (コーン20)  (コーン21)  (コーン22) (大豆1) (大豆2)   (大豆3)   (大豆4)   (大豆5) (大豆6)

 (大豆7)

---コーン写真解説---

8月9日(イリノイ南西部)
コーン:全体的に言うと、2日前に見たイリノイ南東部よりはましな印象を受けた。しかし、一部土壌水分が不足し、ネギ畑のようなところも散見された。南部では既にデントステージから完熟に向かう畑が殆どで、立ち枯れしている畑も見られた(写真1)。イヤーは20-24cmとイリノイ南東部と比べて大きめ(写真3〜9)。コーンボーラーによる被害がイヤーの1/10程出ているもの(写真2、6)、8〜10週間以上降雨の無い地域でイヤーの小さいもの(6月初旬に作付したもの:写真10、11)、風雨とルートワームによる倒茎も(写真12、13)それぞれイリノイ南部・南西部の5〜10%程度に見られた。

8月10日イリノイ中央部
コーン:この地域の西側、イリノイ川付近は土質が砂地のため灌漑設備が整っている。このためにこの日も100度近い暑さであったのだが、葉も青々としていてしっかりと育っていた(写真13〜19)。一部、イヤー上部に受粉不良が見られた(写真20)が、これは灌漑用水が円形に撒かれるので、畑の端の部分に一部水が行き渡らない部分が存在するためである。ステージはほぼデント。一部、水溜りのため作付けできず未だに受粉直後の畑もごく一部あった(写真21)。この地域の中央部はとても肥沃な土壌であり、デントステージのイヤーも見事に育っていた(写真22)。

---大豆写真解説---

イリノイ南西部は灌漑設備が整っているためももから腰に掛けての背丈に育っている(写真1〜4)。この地域から中央部に移動する途中の一部の畑では作付け遅れに加えてあめが少なかったため、その高さは膝丈程度(写真5&6)。Bloomingtonでは土壌が肥沃であるためか、ももから腰丈としっかり育っていた(写真7)。

 

 

8月13日 イリノイ中東部(Gibson City)

(コーン1) (コーン2)  (コーン3) (大豆1) (大豆2)   (大豆3) 

このあたり(イリノイ中東部)は肥沃な土地であり、コーンの背丈も2mはある。イヤーの大きさは20cm程度でこれまで見てきた中では標準的な大きさであった。デントステージで、一部のイヤーの先端が受粉不良となっていたり、芋虫に食われているものが散見された(写真1、2)。この地域は通常160ブッシェル程のイールドと近くの農家から聞いたが、そこからは20ブッシェル程度下がるのではと予想していた。

大豆の状態は良好なものであった。この日は昼頃から数回に渡りにわか雨が降り、今後の成長に期待が持てる(写真1〜3)。

 

 

8月19日〜22日 Pro-farmer tour参加時に撮影

(コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4) (コーン5) (コーン6) (コーン7) (コーン8) (コーン9)

(コーン10) (コーン11) (コーン12) (コーン13) (コーン14) (コーン15) (コーン16) (コーン17)

(その他1) (その他2) (その他3)  (大豆1) (大豆2)   (大豆3)   (大豆4)   (大豆5) 

---コーン写真解説---

今回オハイオ→インディアナ→イリノイ→アイオワという順序でフィールドサーベイを行ったのだが、写真を見ての通りオハイオのクロップはひどいもので、そこから西に行くほど状況が良くなっていくという傾向が今年は特に顕著であることが実感できた。また、アイオワの状態の良さよりもオハイオ辺りの状態の悪さが際立っていると感じた。

(オハイオ)
コーン1〜4 : 東部オハイオの中央部にて撮影したもの。各フィールドで2個づつ、ある一定の法則に従ってイヤーを選び、撮影したものである。写真を見ての通りこの地域の状態はひどいもので、まともに受粉できている畑は1つもなかった。15個の畑を見たのだが、その内2つはイールドゼロと判断された。

(インディアナ)
コーン5〜9 : 北部インディアナを東から西へ横断しながら撮影したもの。写真8,9など西部にて採取したサンプルはオハイオよりかなり状態が改善されているものの、写真5〜7のように東部にて採取したものはまともに受粉しているものが少なくストレスを受けている様子が良く分かる。

(イリノイ)
コーン10〜12 : イリノイの南部を東から西へ横断した後、同じくイリノイの中西部に北上した際に撮影したもの。これらの写真では分かりづらいが、実際には南東部はイールドが90程度の畑が多かったのに比べ、中西部に行くと120以上の畑がほとんどになった。
その他1・2 : イリノイ南西部にて、あたり一面風でプラントがなぎ倒されている(LODGING)地域が一箇所だけ見られた。
その他3 : 同じくイリノイ南西部にて撮影したもの。右がROUND UP READY CORNで、左がROUND UP READY SOYBEAN。真中にROUND UP READYによって枯れた雑草が見て取れる。
(その他1・2・3はこの地域の特徴という訳ではなく、このページにアクセントをつけるために掲載したものですのでご了承ください。)

(アイオワ)
コーン14〜17 : Iowa Cityを出発して東部アイオワを真っ直ぐ北上した際に撮影したもの。この地域のクロップの状態はアイオワ州の中で見ても極めてよく、私がサーベイした15箇所のフィールドの内2箇所が190以上のイールドを記録、また、平均も149とアイオワ全体の結果(138.33)を上回った。

---大豆写真解説---

1はオハイオ、2はインディアナ、3・4はイリノイ、5はアイオワにて撮影したもの。これらの写真からでは、また、この時期ではまだイールドについて結論めいたことを言うのは難しいが、クロップの成長度合い、鞘のつき具合ともに各地域思ったより良いという印象を受けた。

 


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