クロップサーベイの写真レポート
6月上旬 イリノイ北西部(PeoriaからChicagoにかけて)
(コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4) (コーン5) (コーン6) (大豆1) (大豆2) (大豆3) (大豆4) (大豆5)
この辺りの作柄は今のところ至って良好であった。 コーンのステージはV3〜V6。葉は濃い緑色。表層度の水分も潤沢。多少表面が乾いているフィールドも、数センチ掘れば黒く湿った土が現れた。大豆も、まだ発芽して間もないとは言えこの地域のクロップは順調であると言える。
6月中旬 オハイオ北西部(Kirby)
(コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4) (コーン5) (大豆1) (大豆2)
ここ最近に降り続いた雨により表土がぬかるんでいる。コーン畑で一部流されてしまった地域があり、RE-PLANTされていたので、その畑を撮影した。大豆はこの地域では降雨により未だ作付けされていない畑が多く見られる。写真は作付け直後の畑。
6月20日 イリノイ中央部
( 写真1) ( 写真2) ( 写真3) ( 写真4) ( 写真5) ( 写真6) (写真7) (写真8) (写真9) (写真10) (写真11) (写真12)
外出ついでにイリノイ中央部にてクロップサーベイを行ったが、写真を見ての通りコーン・大豆共に順調な生育状況が確認できた。地域によってはここ最近雨が降らなかったのか、それとも乾燥に弱い品種なのか、写真9〜11のように早くも葉を丸めてしまっているコーン畑がたまに見られた。通りがかりの農作業機械屋でシャベルを買って写真12のように表土を掘ってみると、どの畑も数センチ掘れば黒く湿った土が出てきた。
7月上旬 ブラジルマットグロッソ南部
( 写真1) ( 写真2) ( 写真3) ( 写真4) ( 写真5) ( 写真6)
今年大豊作と言われているブラジルのサフリーニャのコーン。当社スタッフが7月上旬にマットグロッソを訪れた際に撮影したもの。きれいなデントコーンで、その点は米国産と変わりないと思われるが、やや赤みを帯びているように見受けられる。最後の2枚は同地域の収穫直前の綿花の写真。
7月21日 イリノイ中央部(Bloomington)
出張中にイリノイ中央部、Bloomington付近で撮影したもの。背丈は約2メートル。葉は色濃く、きれいに開いており、各プラントにはそれぞれ2つずつイヤーが付いている。文句なしに素晴らしい生育状況であった。時間がなく他の地域は撮影できなかったが、この日にドライブしたChicago-Peoria間の作柄は同じように素晴らしいという印象を受けた。
尚、7/18に私用でイリノイとウィスコンシンの州境付近に訪れたのだが、そのエリアのクロップは高さが1.5メートル程で、タッセリングを開始している畑は見られなかった。しかし葉の色から判断するに現時点での生育状況については問題がないと予想される。
8月1日 イリノイ北東部
(コーン1) (コーン2) (コーン3) (コーン4) (コーン5) (コーン6) (コーン7) (コーン8) (コーン9) (コーン10) (コーン11)
(大豆1) (大豆2) (大豆3) (大豆4) (大豆5) (大豆6) (大豆7) (大豆8) (大豆9) (大豆10) (大豆11)
コーンの1〜6、大豆の1〜6はイリノイ州東部にある町、Champaignから少し北上した地域で撮影したもの。地図をお持ちの方にはRoute57のExit250と説明したした方がより正確であろう。この畑をサーベイして印象を受けたことは2つ。一つは予想通りの順調な生育である。コーンに関しては受粉はほぼ完了し、現在ミルクステージ。大豆はブルーミングがほぼ終了して今からPod settingが始まろうかというところ。土壌水分も潤沢で、1〜2センチ掘れば十分に湿気を含んだ黒土が出てくる。もう一つはJapanese Beetle(和名マメコガネ虫)の多さである。コーン・大豆ともに、ほぼ全てのプラントのコーンのイヤーの先と大豆の葉にびっしりとJapanese Beetleが張り付いていた。早めにスプレーしないと大きな被害に発展しそうである。
一方、コーンの7〜11、大豆の7〜11はそこからさらに40マイル程北上したところ、地図上でいうとExit293である。クロップの生育具合はこの地域も同じく順調であったが、なんとここも大量のJapanese Beetleに埋め尽くされていた。今回フィールドサーベイを行ったのは二ヶ所だけなのでなんとも言えないが、ひょっとしたらこの二ヶ所を含むある程度広い地域における今年の傾向なのかもしれない。
8月29日 ウィスコンシン南部 − ウィスコンシン南西部 − ミネソタ南部 − アイオワ北部 − アイオワ中央部
1.WI南部 MADISON近辺 ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4) (写真5) ( 写真6) (写真7)
2.WI南部 COLUMBIA COUNTY ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4) (写真5)
3.WI南西部 JUNEAU COUNTY ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4) (写真5)
4.WI南西部 LA CROSSE COUNTY ( 写真1) ( 写真2)
5.MN南部 HOUSTON COUNTY ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4) (写真5)
6.MN南部 ROCHESTER近郊 ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4)
7.MN南部 AUSTIN近郊 ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4)
8.IA北部 CLEAR LAKE ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4) (写真5)
9.IA中央部FRANKLIN COUNTY ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4)
10.IA中央部 AMES近郊 ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4)
11.IA中央部 DES MOINES近郊 ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4)
12.IA中央部 POWESHIEK COUNTY ( 写真1) ( 写真2) (写真3) (写真4)
コーン : 今回サーベイを行い、今年は地域毎の特色が掴みにくいということと、今回調査した全ての地域において受粉が成功しているという2点が印象に残った。去年、PRO
FARMER
TOURに参加した時は、地域毎の特色が明らかに違っていた。受粉期の旱魃が主な原因となり、中西部を東へ進むほど状態が悪化していた。(ホームページ中、02/03クロップサーベイ8/19-22参照)しかし今年は地域毎の特色がない。調査を行う前からなんとなく予想していたことであるが、恐らくSCATTERED
RAIN(散発的な雨)が多いという今年の天候パターンによるものであろう。USDAによる隔週のクロップコンディションレポートによると、ここ最近急速な状態の悪化が示唆されているが、各畑でイヤーを採集、穀粒を数えるなどして調査してみた結果、状態は思ったより良かった。
大豆 : 葉の色が変色するほどの被害はあまり認められないものの、背丈の低さや鞘数の少なさを感じた。土壌が乾燥している畑がいくつか見られ、早急な雨の必要性を感じた。